【スタッフ】
ヤンさん(安寿ミラ)の宝塚退団後初のディナーショー。「レイディ・イン・ザ・ダーク」大阪公演中に劇場でチラシを見付けて
びっくり!!ダンサーに「平沢智」の名前があるではありませんか。ヤンさんに平沢さんとなるとわたしにとっては
その魅力は2倍じゃなくて2乗。まいりました。もちろん観る予定だったのだけど、平沢さん出演を知ったとたんに観劇回数が倍に
なってしまいました(ちなみに4回、おかげで長崎観光もできてしまいました)。でもこのステージは観れるもんならもっともっと
観たかったです。
構成・演出:村上信夫、音楽:鞍富真一
【日程】
大阪:ホテル阪急インターナショナル 1996.6.25-6.26
名古屋:名古屋キャッスルホテル 1996.7.1.-7.2
長崎:長崎プリンスホテル 1996.7.5-6
福岡:ソラリア西鉄ホテル 1996.7.8
東京:パレスホテル 1996.7.14-7.15
広島:ホテルグランヴィア広島 1996.7.22
【キャスト】
安寿ミラ
ダンサー:平沢智、中右貴久
コーラス:サテンドール
【演奏】
馬詰のりあき&ザ・スクラッチ
ショーの中盤、ラテンメドレーでのヤンさんと平沢さんの妖し〜いダンスが、公演が後半になればなるほど妖しさを
増して見ごたえアップしていったのが強い印象となってます。
このディナーショーがヤンさんの振付デビューで、ラテンの妖しいダンスはヤンさんの振付、オープニング
の後の「ヴィークル」と「It's all right with me、まいったネ今夜」のかーっこいいダンスが平沢さん振付だったそうです。
それともう1曲、ヤンさんと平沢さんの二人のダンス場面(「そうじゃないの」)が
ありましたが、そこは謝先生が振付されたとのことでした。
トークの中では「レイディ・イン・ザ・ダーク」のエピソードなども
紹介され、平沢さんが"影の相手役"という話も出てました。("真の相手役"とわたしは翻訳していますが(笑))
下記は観劇当時(1996.6)の感想ですが…思いっきりヤンさんモードであるうえになんかすっかり壊れてて、
そのまま載せるのを躊躇しましたが、このさいなので
載せちゃいます(笑)が、ヤンさんに興味のない方は読んでもしょうがないような気も。。。。しかしこのショーは今思い返してもすごい
ショーだったと思うんです…ファンの欲目もあるのかなぁとは思うけど、このショーを観て、わたしの中でのディナーショーの
イメージが覆りました。そしてこれも平沢さんの出演なくしてはここまでできなかったと思うんです…《1999.6.25》
観てまいりました!ヤンさん退団後初のディナーショー初日。
できるだけクールに報告したいと思います。
会場には10人掛けテーブルが43個。私のテーブル番号は37。舞台が遠い(T_T)
1.NEIGHBORHOOD(ミュージカル『スモーキージョーズカフェ』より)
コーラスが始まり、セットの中央の入り口に赤いカーテンのようなもの
が、現れたと思ったら、よく観たら、そこから白いカツラのヤンさんの首が出
ており、まるでセットの一部と化しておりました(^^;。思いがけず、高いかす
れ気味の声で歌うヤンさん・・・・・。(緊張してるのかしら・・・・)
2.ヴィークル(トップス(日本語版))
うっ・・・この調子でずっと行くのかしら・・・・とちょっと不安になったので
すが、客席の不安を読んだかのように、音楽がアップテンポになってダンサー
二人が現れ踊るうち、さっきの入り口からうってかわって、男役のヤンさん!
黄色いスーツ姿となって現れる。上着のなかは黒のシャツ。長くなった髪を後
ろでひとつに束ねて黄色いリボンで結んでいる。男性のダンサー二人(こちら
は黒のスーツに黄色のタートル)をしたがえて踊る。思わず「うっわぁ〜っ!
!」と声をあげそうになるほどかっこいい(*^^*)。髪が長くても「男」に見え
る。
3.君だけに(少年隊)
ヤンさんのソロの歌。(長崎のみもう一曲、「精霊流し」(さだまさし)がありました。)
4.ヤンさんのトーク。
5.(A)It's all right with me(ジャズ)、(B)まいったネ今夜(少年隊)
上着を脱いで、黒い帽子をかぶり、またもダンサーを従え歌い踊る。(か
ぁっこいいぃぃっ!!)
6.WOMAN(フランク永井)
ヤンさんのソロの歌。ここで客席に降りてきてくれました!席のほんとそ
ばまで来てくれてうれしかった。(*^^*)
7.人生は一度きり(ミュージカル『レイディ・イン・ザ・ダーク』より)
平沢智さん一人のダンス。タップもありました。最後のほうでヤンさんが
現れてちょっと絡む。
8.(A)マイ・シップ、(B)時の女性(A・B共ミュージカル『レイディ・イン・ザ・ダーク』より)
ブルーのきらきらする素材のドレスを着たヤンさん。首に同色の蝶ネクタ
イ。銀髪のショートのカツラ。スカートは後ろは長いけど前が短く、足が見え
る。(ヤンさんの足が!と一瞬どきどきしてしまいました(^^;)「レイディ・
イン・ザ・ダーク」から「MY SHIP」「時の女性」。この2曲はヤンさんが好
きだと言っていた曲ですね。歌っている途中、「あれ?公演のときと歌詞が違
う」と思ってたんですが、これはディナーショーのために新たに岩谷時子さん
が書いてくださったんだそうです。
9.思い出のメドレー
(A)よろしかったら(梓みちよ)、(B)ジュリアン(プリンセス・プリンセス)、(C)強がりはよせよ(研ナオコ)、
(D)別れの予感(テレサ・テン)、(E)雨音はショパンの調べ
たたたっと袖に走って入ったかと思うと、次に出てきたときは、スカート
をはずして、なんとハイレグ状態。(注:今思えば「ハイレグ」ではない…。「スクール水着」のようでした(^^;)
ヤンさんの足が〜!スカート姿でドキドキ
してる場合じゃなかったですね。(^^;
中央のスクリーンにスライドでヤンさんが宝塚時代にやった役が映し出され、
ヤンさんがそのひとを思って歌う、という歌謡曲メドレーコーナーでした。ス
ライドは、初めにオスカル、ジュリアーノ、BJ、エリオ・・・・・と続く。曲は
BJのときは中島みゆき(研ナオコ)、エリオのときがテレサ・テン(これは私のカラオケ
レパートリーなのでわかった(^^;)でした。ヤンさんが退場してもスライドは
続く・・・・。最後は幼少のころの写真なんかも出てきたりして。(どれも発売さ
れているスチールか、グラフ等に掲載された写真ばかりでした。)
10.ラテンメドレー
(A)Beautiful Maria of My Soul(『メガ・ヴィジョン』より)、(B)スラジケア(『ラ・ノーバ』より)、
(C)エセラ モル キエル リューガ(『ラ・ノーバ』より)
11.I'll be seeing you(ジャズ)
黒のショートのカツラに黒いドレス姿のヤンさん。この場面はヤンさん
の妖しい美しさに息をのむばかり。ヤンさんは歌い、ダンサー、とくに平沢さ
んと妖しいダンスを踊ります。観に来てよかったーっと思った場面(*^^*)
ここの歌(全て原語)は「メガ・ヴィジョン」のフォースヴィジョンの歌謡シ
ョー(階段の上にヤンさんが現れるところです)で歌っていたラテンの歌、
「ラ・ノーバ!」の「妖花」の場面の歌、同じく「ラ・ノーバ!」より、フィ
ナーレのミキちゃん(真矢みき)が女でヤンさんと踊る場面の歌、それから、「メ
ガ・ヴィジョン」の金さん銀さんの場面でミキちゃんが歌っていたあの歌でし
た。
12.Birimbau
「ハイパーステージ!」からジャングルの場面の歌をダンサー&シン
ガーのみなさんが歌います。
13.指(沢田研二)
白ブラウスに銀ラメのズボンのヤンさん。顔には仮面。髪は後ろに束ね
たまま。「指」を歌います。途中でセンターにある衝立の後ろに入り、妖しい
ラブシーンを影で演じます。(ヤンさんが男役で、相手役さんはたぶん、コー
ラスのひとでしょう。ウラヤマシイ(^^;)
14.そうじゃないの(ミリアム・エルナンデス)
平沢さんが現れヤンさんと妖しく絡み、平沢さんが、ヤンさんの束ねた髪を
(無理矢理!)ほどき、仮面をとるとヤンさんは女に・・・・。(ひや〜っ(*^^*)
!!と思う場面ではありましたが、ストーリーがあるのかしら?)
15.愛を知るため(トム・チャイ)
ヤンさんのソロの歌。(前場の最後でヤンさんは床に倒れて、そのまま
床で歌うものだから、遠い席の私には見えにくくて悲しい。)
16.NEIGHBORHOOD
ダンサー&シンガーの歌。途中から白い衣装のヤンさんが現れて加わ
る。
17.マイ・ライフ(『ラスト・ダンス』より)
「久しぶりのディナーショーで男役もできて楽しかった。男役が私にと
って財産なので、何と言われようとこういう機会があったらどんどんやりま
す。もちろん本業のほうもがんばります。」というような挨拶のあと、「LA
ST DANCE」より主題歌。
18.サテンの薔薇(谷村新司)
次に出演の舞台「検察側の証人」のPRのあと、「サテンの薔薇」
(長崎のみもう一曲アンコールで「長崎小夜曲」(さだまさし)がありました。)
19.歌が終わったらあっと言う間に部屋の照明がつき、「終了いたしまし
た」との無情なアナウンスが流れる。しかし拍手が静まるはずもなく、延々と
続くひたすらの拍手に応え、ヤンさん登場。大拍手。「(照明のついた客席を
見て)うわぁすごい(人)。・・・・ひとつのショーみたいに作ってしまいました
・・・・・・雨が強くなりますよ。気をつけてお帰りください。名古屋、長崎、福
岡、東京、広島もぜひ、いらしてください。本当にありがとうございました
。」というような挨拶をしました。
ダンスは相変わらずかっこよく、ときには妖しく、ため息が出るほど美しく、
ほんとに目一杯歌って踊って、魅せてくれました。やってくれます。ヤンさん
は。あーこれだからファンをやめられない(*^^*)。
男役で、上着を脱いで踊っていて、あとで平沢さんにその上着を着せてもらう
ところがあったんですが、その様がまったく、「男」。
ヤンさんって不思議なひとで、女をやったらやったで、あんなに妖しく魅力的
で不自然を感じないし、男をやると、ほんと「男」なんですね。どっちをやっ
ても自然で魅力的だわ(*^^*)
歌の声がきれいにのびるようになって、あ・・・ヤンさん、歌うまくなったなぁ
としみじみ思います。特に、昔から歌ってきた歌だけに、その上達のさまが顕
著な「サテンの薔薇」。声に迫力も出てきました。
それから、レイディ・・・で鍛錬をつんだ(^^;、真の相手役・平沢さんとのダン
スがやはり値千金。ディナーショーでもあのリフトが見られるとは感激!!
トークでは相変わらず和気あいあいと(っていうか、弟みたいな感じなんです
ね。「ひら」って呼ぶヤンさんって。)微笑ましい(*^^*)。
たいへん気分がハイになってましたもので(^^;記憶とメモの抜け落ちも多く、
なにがなにやらわからない報告だったと思いますが、最後までつきあっていた
だいてありがとうございました。《1996.6.25》
《上記同様、観劇当時の感想ですが、ちょっと補足コメント》
平沢智さんとは、しゃべるときも踊るときも、ヤンさんは、心許しているというか、
信頼してるんだなという感じがして、ファンとしてはうれしい限りです。
ヤンさんが男役で踊っているときも、平沢さんは、よくヤンさんに目線をやっ
ていて、場面を盛り上げよう、ヤンさんを盛り立てようという気持ちが観てい
るほうに伝わってきます。ダンスの技術もさることながら、そういうところ
が、ファンの気持ちを引きつけるんですね。
平沢さんはなつめさん(大浦みずき)とも「シーソー」で共演してますから、
なつめさんファンにも、ファンが多いようですね。かくいう私も、その「シー
ソー」で平沢さんを見初めたので、今回ヤンさんとここまでやってくれるなん
て、うれしくてうれしくて。
もうひとりの中右くん(とヤンさんが言っていた)にもヤンさんはつっこむん
ですが、彼のほうはまだまだ踊るときもしゃべるときも緊張してます!一生懸
命です!って感じがして、余裕なさそうで(^^;。観ていて微笑ましいです。《1996.7.1》
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