小澤曉謳追悼メモリアル公演

ミッドサマー ナイトドリーム

シェイクスピア作“夏の夜の夢”より

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【スタッフ】
作:ビル・シェイクスピア、曲:スティーブン・マッケンロス、ランドルフ・トールマン
訳/上演台本/演出:故 小澤僥謳、共同演出:伊藤大、音楽監督:水谷川忠俊
美術:石井みつる、照明:沢田祐二、音響:八幡泰彦、振付:平沢智
歌唱指導:茶谷宏子、舞台監督:荒木真人、訳詞/衣裳/制作:上郷艶都古
演出助手:上原直子、音楽監督補/演奏:町田育弥、舞台監督助手:古屋治男、
制作助手:長治子、衣裳助手:吉川浩子、衣裳協力:(株)レナウン、デザイン画:石井みつる、
宣伝美術:(株)ZAC、大道具:(株)C-COM、小道具:高津映画装飾(株)、
照明協力:沢田オフィス、音響協力:(株)サウンドクラフト、印刷:松栄印刷(株)

【日程】
東京芸術劇場小ホール1 1999.5.28-6.2

【キャスト】
パック:駒田はじめ、ライサンダー:平沢智、イージアス:側見民雄、ボトム:田中耕二
シシュース/オベロン:大塚雅夫、ディミトリアス:石母田史朗、村人他:福永吉洋、
ヘレナ:山本順子、ヒポリタ/タイターニア:荒井美乃里、ハーミア:園山晴子、妖精他:野口真佐代
妖精他:法月志都子、妖精他:小嶋亜衣、妖精他:吾郷多津子、村人他:板野倫子


演出家(小澤僥謳氏)急死のため上演があやぶまれたんだそうです。急遽、新しい演出家 のかたを迎え、小澤氏の追悼公演として上演することができたとのこと。そういう背景を抜きにしてクールに 観ると、ステージとしてはいまいち絶賛はできなかったというのが正直な感想。
主演の駒田さんをはじめとして(あ、シャレではありません(^^;)、キャストひとりひとり、場面場面ではいいところはあったのですが、全体を通して見ると、 なんとなく「わざわざミュージカルにしなくてもよかったんじゃ…」って印象になってしまいました。とくに1幕。
2幕は趣が変わって爆笑喜劇風芝居になって面白かったです。 とくに、魔法によって心変わりをしてしまったライサンダー(平沢さん)をハーミア(園山さん)が ひきとめようとして、子泣きじじいのようにライサンダーの背中に絡みつくのには意表をつかれてしまいました。 園山さんの体当たり演技。小柄な園山さんだからこそできた演出かな。
平沢さんのライサンダーは、最初「ひょっとして今回すっごい二枚目!!」って思ったのですが、途中で「あ、やっぱり(^^;」。 んーでもかっこいい平沢さんもお茶目な平沢さんも見れて楽しかったです。平沢さんのダンスはなかったです。で…力余ってる感じ(^^;。 振付では「あ〜平沢さん!」って思うかっこいいダンスがありました。つい、本人が踊る姿に思いをはせてしまいました。
それと、とっても魅力的だったのが荒井美乃里さんのタイターニア。可愛かった〜(*^^*)。オベロンの大塚雅夫さんは パンフの写真より実物のほうがずっとかっこよかったです。《1999.8.1》


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