【スタッフ】 元宝塚トップスター高嶺ふぶきさんの女優デビュー作品。
作:ブレイク・エドワーズ、音楽:ヘンリー・マンシーニ、作詞:レスリー・ブリッカス
演出・振付:謝珠栄、 音楽スーパーバイザー:渋谷森久、 翻訳:三砂博
訳詞:岩谷時子、福田美環子、編曲:中川幸太郎、美術:堀尾幸男
照明:原田保、衣装:有明淳、音響:山中洋一、声楽指導:泉忠道
【日程】
大阪:シアター・ドラマシティ 1997.11.22-12.10
名古屋:中日劇場 1997.12.13-12.20
東京:青山劇場 1998.1.2-1.25
【キャスト】
高嶺ふぶき、草刈正雄、羽場裕一、花山佳子、大谷亮介、手塚秀彰
園岡新太郎、平沢智、福麻むつ美、水谷あつし、野村興太郎、笠原竜司
鈴木良一、吉野圭吾、中尾和彦、伊藤明賢、内田晃一、青山成之、福永吉洋、田中宗一
安部祥子、藤崎みどり、榛名珠利、坂田今日子、白石陽子、岩村薫、小野妃香里
【演奏】
Conductor:上垣聡、ReedI:上里稔、ReedII:金山徹、TrumpetI:岡本浩至、TrumpetII:奥野儀光
Trombone:辻冬樹、Piano:山口まどか、Bass:安東章夫、Drums:宮地良幸、Percussions:藤井珠緒
Accordion:佐藤芳明、Guitar:阿部寛、ViolinI:植村薫、石井泉、ViolinII:相磯優子、鈴木順子
中村備生、Viola:細川亜維子、V.Cello:斎藤章一
平沢さんは2幕ではサル・アンドレッティというギャングの役でした。これがはまってて、面白い(^o^)
笠原竜司さん、野村興太郎さんの二人の手下を引き連れて、平沢さんならではの動きと間で
思いっきり笑わせてくださいました。平沢さんの舞台をこれで初めて観た友人が涙を流して笑っておりました。
1幕は平沢さんはアンサンブルとして出演していましたが、ダンス場面のそれはそれは素晴らしかったこと。
とくにヴィクターの初めてのステージ、Le Jazz Hotのナンバーでは園岡新太郎さんの歌で平沢さんが
踊るという…なんとも贅沢なため息ものの場面が繰り広げられ…群舞ではドキドキして体温が上がるような感覚。
もうひとつ息をのむほどすごかったのがApache。クラブシェ・ルイのステージですが、銀橋をびゅんびゅん飛び回り、
男同士のリフトはあるわで目が回りそうな迫力でした。
謝先生の振りつけのダンスって、ハードで、見ているほうはなんであんなにカッコイイんだろ(*^^*)って
喜んでられるけど、踊ってるほうは大変なんでしょうね…。
この作品は、平沢さんはもちろん、アンサンブルで大活躍の吉野圭吾さんも見たいしで、とにかく忙しい舞台でした。
Le Jazz Hotのダンス場面で平沢さんと吉野さんが一緒に出ていて、左右に別れちゃったりすると(^^;…吉野さんファン
の友人と並んで観たときはお互いの視線が交錯したもんだ…(笑)。それと、平沢さんを見間違えることは
ほとんどなかったけど、吉野さんの場合、なぜか男も女もよく似た人が多かったんだな〜。見分けるの大変でしたね〜(笑) 《1999.6.20》
下記は観劇当時(1997.11-12)の感想…というより吉野さんと平沢さんの出番レポートです。吉野さんに
似ている人が多くて「吉野さんを探せ!」クイズが当時はやっていたんです(ホントか?(^^;) 《1999.7.1》
シアタードラマシティにて『ヴィクター・ヴィクトリア』を観てまいりま
した。私はBW版は観てないので、このミュージカル自体、今回が初見です。
印象としては、オケボックス前に銀橋が作られ、出演者それぞれ見せ場があ
り、ショー場面もありの、まるで宝塚歌劇を観ているような・・・という感じ
(本当は全然違いますけど印象がそうでした)。それから、パリの雰囲気とい
うよりは、ニューヨークっぽいという印象かな。それはともかく、とにかく見
応えのある楽しいミュージカルですよね〜。
元宝塚男役トップスター高嶺ふぶきさんの女優デビューとして話題の作品です
が、宝塚時代から彼女の女役の魅力的なことは保証済みでしたから、なんの心
配もしてませんでしたし、予想を裏切らない魅力的な女性ヴィクトリアを見せ
てくれました。全体としては、なかには、羽場裕一さんの歌とか・・・「うっ・・・
・・」と思うところもありましたが(^^;、草刈正雄さんは実に楽しそうにゲイの
トディになりきってたし、子犬のお目目のスカッシュ(手塚秀彰)もお気に入
り。それになんといっても謝珠栄先生の振付光る迫力のダンスシーン!!に身
も心も熱くなり・・・というわけで、とーっても楽しい気持ちで劇場をあとにし
ました。
それで・・・・、『FEMALE』から吉野圭吾さんにはまった友達に説明するべ
く(と言うのは言い訳で、自分も見たかったからなんですが(^^;)「吉野さん
を探せ!」クイズに参加してきましたので、その成果を・・・・。それから、私は
平沢智さんのファンですので、平沢さ
んの様子も一緒に紹介させていただきたく・・どうぞおつきあいください。
【ACT1】
SCENE 1 パリの街角/クラブ シェ・ルイ
暗い本舞台にまず男性ひとりが現れ壁のペンキ塗りをする。上手からまた男性
がひとり現れ、下手にある街灯に火を入れる。この人が平沢さん。女性が現れ
平沢さんと踊る。
この間に、トディ(草刈さん)が上手から現れ、歌いながら本舞台下手から銀
橋へ。この間にさりげなく上手セットそばに現れる人影あり。紫の毛皮の上
着、紫の帽子をかぶった妖しい美しい男。これが吉野さん。本舞台に戻った草
刈さんにちょっと絡む。きゃ〜(*^^*)って感じでした。
同じような感じの男性何人かが加わり、そのまま舞台はクラブ シェ・ルイの
ダンスシーンになります。吉野さんはズボンの下に網タイツ。寝転んで足を上
げる振りのときにちらと見えます。上着の中は網素材のインナーで身体が透け
て見える。まつげには紫のマスカラ、目元にキラキラする星をつけてたり、ひ
え〜って思いましたがすごく綺麗ですぅ〜(*^^*)。
SCENE 3 アンドレ・カッセル氏の舞台裏
プロデューサーのアンドレ・カッセル氏(園岡新太郎)のクラブの舞台裏。若
者たちのダンス練習風景。ここで、ダンス指導をしている人が吉野さん。
SCENE 4 カッセル氏のナイトクラブ
ヴィクター(高嶺さん)のショー場面。まず女性たちのカンカンがあり、次が
『Le Jazz Hot』素晴らしいダンスシーンですねぇ(*^^*)。最初にセンターに
いるのが平沢さん。後ろに何人かいるなかに吉野さん。
園岡さんが現れ、園岡さんの歌でのダンスになります。歌もいいしダンスもい
い・・・・・もう〜ほれぼれ〜。
ひとしきりダンスのあと、吉野さんを含む何人かが上手にひっこんだと思った
らヴィクターと共に出てくる。この間平沢さんはずっと舞台で踊っているもん
だから、私は目が離せなくて困るんですけど(笑)
この場面で吉野さんはヴィクターを肩にのせて銀橋を歩くという超おいしいこ
とをしてますね〜。
SCENE 5 ナイトクラブの楽屋
キング・マーチャン(羽場さん)たちが登場し、ヴィクターの楽屋の場面。こ
こでは平沢さんも吉野さんも後ろでいろいろとやってます。平沢さんと吉野さ
んが抱き合う場面もあって嬉しかったりして((^^;そんなの私だけ?)
SCENE 6 左岸のカフェテリア
パーティの場面。この場面は平沢さんは出てませんが、吉野さんも出てないで
すか?見つからなかった。この場面の最後に先頭で
タンゴを踊りながら銀橋を通る(吉野さんに似ている)人は伊藤明賢さんのよ
うです(たぶん)。
【ACT2】
SCENE 1 カッセル氏のナイトクラブ
カッセル氏の司会が終わると、舞台上の高い台の上にヴィクターがバスタブに
入ってる様子で現れる。マリーアントワネットという設定?フランス貴族のよ
うな装いでその回りにはべる男たち。このなかに吉野さんに似てる人がいま
す。未熟者の私は吉野さんだと思っていたんですが、違いました。
吉野さんはカーテンが閉まってヴィクターたちが見えなくなるかどうかという
タイミングで、カーテン前に下手から出てきます。やはり同じフランス貴族の
ような装いで白いカツラ。そのカツラにブルーのリボンがついているのが吉野
さん。さっきの似ている人はグリーンのリボンだったような。
SCENE 2 ヴィクターの楽屋
吉野さんは前場面の衣装のまま、もうひとりのひとと一緒に楽屋にたずねてく
るんですが、この二人はうりふたご(笑)。並
んでいてもそっくりに見える。見分けるポイントはブルーのリボン(笑)。も
しカツラが入れ変わっていたらお手上げかも〜(^^;。
SCENE 4 クラブ シェ・ルイ
銀橋でのキングのソロシーン、ホテルの部屋のシーンと続き、ヴィクターたち
がホテルの部屋を出ていってメイド(福麻むつ美)がひとり残され暗転になる
と、いきなり音楽がなって下手から男性二人が風のように出て来て踊り始め
る。このうちのひとり、紫のタイツ姿が吉野さん。そのうち上手からも二人が
現れハードなダンス。銀橋にも出てきます。
とにかくここはスピーディで男性同士のリフトもありのすごいダンスですね。
SCENE 5 小さな広場
クラブでひともんちゃくがあり混乱のなか、キングとヴィクトリアが二人で店
を抜け出し、街のシーンになります。
いろいろあって(^^;二人が退場し、福麻さんのソロの歌のシーンになると、さ
りげなく下手から現れる男性、これが平沢さん。うずくまって靴ひもを結んで
いるような様子でいると女性が現れて、二人で踊る。そのつぎに現れるカップ
ル。男性が吉野さん(だと思う)。ひとしきり踊ってラブシーンなども・・・。
SCENE 7 シカゴのもぐり酒場
前のホテルのシーンから場面変わると下手に注目。平沢さんの出番です。ギャ
ングのボスで「サル」。ノーマ(花山佳子)と女性たちの歌とダンスのシー
ン。吉野さん、出てないですよね(^^;。平沢さん、登場したときは一瞬「普通
の」役かと思ったけど、やっぱり違うか〜(笑)。手下の二人とともにさすがの
小気味よい動きで気持ちいいです。
SCENE 8A パリホテルへの道
パリの街角でキングとヴィクトリアの会話。彼らを横目に街の若者として寒そ
うな感じで現れる二人連れのうちのひとりが吉野さん。帽子をかぶっている。
階段をのぼって台のうえでごろんと横になる。
銀橋でヴィクトリアが歌う間、本舞台のキングに絡む若者たち。そのなかに吉
野さん。キングを殴る(殴られる?)の、吉野さんですよね。
SCENE 8B パリホテルのスイート
サル(平沢さん)が出てきますが説明は不要でしょう。爆笑させてくれます。
謝先生ったら、さすがに平沢さんの活かし方がうまいわ(^o^)。
SCENE 9 カッセル氏のナイトクラブ
ヴィクターの最後のショー場面。カッセル氏が銀橋で司会をする間に舞台上に
階段が現れる。階段上にスタンバイするひとたち。吉野さんは左側の列、上の
ほう(上から2人目くらいだっけ?)にいます。
あとはカーテンコール。男性アンサンブルのセンターにいるのが吉野さん、で
すね。
以上ですが、もしかして見間違いとか見落としとかあるかも(^^;。私はたぶんもう観れないので、これ以上
自分で確認できません〜 《1997.12.3》
追記: やはり見落としがありました。その後判明したところでは、SCENE 6 左岸のカフェテリア、
この場面に吉野さんは銀髪の初老男性となって出演されてました。それと、SCENE 4 クラブ シェ・ルイの
ハードなダンスApacheで吉野さんと組んで踊っていたのは平沢さんのはず。(初見で「平沢さんだ!」と
思ったのだけどその後ちょっと自信がなくなっていた)ここって
動きが速すぎて、よっぽど前の席で観ないと顔まで見分けられないのよ〜暗いし〜やはり
観劇3回じゃ足りなかったよな〜…
直後に東京のみの「YESTERDAY IS...HERE」が控えてなければ1月東京まで観に行っても
よかったのだけど〜(ToT)お金も時間も体力も限界というものが〜(ToT) 《1999.7.1》
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