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2:00 | - | ● | ● | - | - | - | - | ● | ● | - | - | - | - | - | ● | ● |
7:30 | ● | - | - | - | ● | ● | ● | ● | - | - | ● | ● | ● | ● | ● | - |
上演時間 2時間(休憩なし) 販売物 ・パンフレット 1000円(A4サイズ。カラー。全員の写真、プロフィール、コメントあり) ・戯曲 1800円(著者:高泉淳子、1994年ペヨトル工房) |
平沢さんの遊◎機械/全自動シアターの舞台への出演は「アナザデイ」(1999年)「ア・ラ・カルト」(2000年)に続いて3作目になります。 2年前、「アナザデイ」に出演と知って、平沢さんに「ミュージカルじゃ…ないですよねぇ?」って聞いた日のこと、思い出します。「そうなんだよ。お芝居だよね。」「オーディション受けたら受かっちゃって…」と、平沢さんご自身もなんとなく意外そうというか心配そうでした。(今だから書ける…(^^;) わたし自身、遊◎機械/全自動シアターってどんな舞台を作るところなのか全然知らなくて、また平沢さんがどんな風なのかドキドキしながら観に行ったものです。で、なんかはまってしまいました。遊◎機械の作り出す世界って好きです。東京以外でなかなか公演が観られないのが残念なのですが。遊◎機械の世界へ導いてくださった平沢さんに感謝しています。 今回の「ラ・ヴィータ」は、シンプルでありながら本当に美しい舞台でした。ちょっとひいた席で観ると照明が本当に綺麗。 内容は静謐なストレートプレイということだったので、ひたすら重い深刻な話なのかと覚悟(?)していましたが、大声で笑ってしまうところもあって、楽しい舞台でした。平沢さんの得意分野もさりげなく取りいれられてカッコイイところはカッコイイし、お笑い場面もあったりして、いろんな平沢さんが観られて幸せでした。 どこか現実的でない、なんだか遊園地の出し物の中にいるようなそんな雰囲気を感じる舞台でしたね。白昼夢をみたような。重いお話でありながら、涙しながらもぼおっと暖かく幸せな気分で劇場を出ることができるのはそのせいかもしれない。 個人的なことになりますが、わたしは20代のときに、父親を亡くしました。父の死が教えてくれたことは、死はすぐそばにあるものだということ。遠い違う世界の出来事じゃないのだということでした。何週間も意識が戻らないまま集中治療室の中で逝った父は、死ぬ前にこれまでの人生を振りかえっただろうか。 もう7回忌もすみました。 「死」を意識することで人は「生」を見つめることができる。あのときこうしていれば…と、やりなおしたいと思うことは多いけれど、人生を悔いるばかりでなく、今を受け入れて生きようと、遊◎機械の舞台を観ると、語りかけられるような気がします。 今回、千秋楽終演後のお忙しい中ほんの少しお時間いただいて、平沢さんにちょっとお話うかがいました。千秋楽といっても特別なことはなく、普通に、だそうですが、終演後の心境としては「さぁ、飲むぞ〜っ」(笑)だそうな。 やりとげた後の充実した思いが大きいって感じでしょうか。すぐ次出演作「Dawn」のお稽古が待ち構えていますから、束の間の開放感ってところかな。平沢さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。 さて、「ラ・ヴィータ」での平沢さんの役は、白井さん演じる「老人」の「弟」です。他にもいろいろなキャラクターで登場しますので、出番&見所を説明します。 ストーリー展開を最初から最後まで説明しています。 今回は終了した公演ではありますが、もしかしてまた再演もあるかも…? 舞台を未見の方で知りたくない方は読まないでくださいね。 |