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Mr.PINSTRIPE

●場面ごとの内容の詳細とわたしの感想です。内容説明はあくまでも舞台を観たわたしの印象と記憶と解釈によるものです。実際の演出の意図とは異なるかもしれません。その点をご了承のうえお読みください。ご意見ご感想(苦情でも)がありましたらメールにてお願いします。間違ってることを書いてたらぜひぜひ教えてくださいね!
●参考資料:パンフレット


ACT 2

1. Billy Joel メドレー

2幕の始まりはビリージョエルから。幕があがると男性5人(玉野さん、今さん、戸井さん、平澤さん、神崎さん)上がったセリの上(セリは分割されており、少しづつ高さを変えて違い棚みたいになってました)にひとりづつ椅子に座っています。
みんなそれぞれ違う衣裳でした。平澤さんは、ベージュに部分豹柄が入った上着に、こげ茶に金のストライプが入ったシャツ(「夏の夜〜」のゼウス様のときのシャツです)、グレイの皺加工(ちょっと光沢生地かな)のズボンでした。シャツのボタンを多めにあけててセクシー!この場面の衣裳が一番好きです。
わたしのお恥ずかしいイラストではあのかっこよさが伝わらないですねーすみません。。。

a. THE STRANGER
一番上にいる玉野さんのソロ歌から。椅子に座ったままマイクを持ってひとりづつ、少しづつソロをとります。玉野さんの次が平澤さんで、その次が神崎さん、今さん、戸井さん、の順。やっぱり今さん、戸井さんの番になると「うまーっ!!」って思っちゃいますね(笑)やっぱり違いますわ〜!
最後に玉野さんが口笛でメロディをふき、平澤さんが本舞台に立って行って下手の端でさりげなく踊ります(素敵〜!!)

b. MY LIFE
ダンスの最後、平澤さんが玉野さんにむけて指さすような振りでTHE STRANGERが終わり、曲はMY LIFEに。マイクを持った平澤さんのソロ歌です。これだけならまああんまり驚かない。しかしそこに今さんと戸井さんが立って出てきて、歌う平澤さんの後ろについて、踊りだすではありませんか!
これにはびっくり!衝撃的ですらありました(笑)
東宝ミュージカルスターさんたちが「バックダンサー」なんですよぉ!
それにしてもこの場面、三人ともほんと楽しそうです。とくに今さん。あまりにも楽しそうで目を奪われましたよ(^^)
なんだかうれしはずかし楽しいナンバーでした(笑)

c. MOVIN' OUT
続いて、神崎順さんのソロ歌。ここは、そのほか全員、つまり玉野さん、今さん、戸井さん、平澤さんがちょっと踊りながらコーラスをつけます。豪華バックコーラス(笑)。神崎さんはレザーの上下のお衣裳でスラッとした感じでした。神崎さんのお衣裳姿は、神崎さんがご自分のサイトの日記で写真を掲載されてます。いいなー(笑)
「MOVIN' OUT!!」と、じゅんさんの決めポーズで終わり、次のナンバーへ。

d. HONESTY
今さんのソロ歌。今さん以外は、各自もとの椅子に戻って座って待機。今さんの歌に合わせて、今度はひとりづつ踊ります。平澤さんが踊って(ここも好き!素敵〜!!)、次が神崎さん、玉野さん、戸井さんの順だったと思います。踊り終わったら、また椅子に戻ります。今さんの歌にうっとりなナンバーです。その今さんの歌に聞きほれつつ、椅子に座っているときの平澤さんの憂いな表情がまた素敵〜などと思うわたしでした。 そうそう、このナンバーの振付は、各自踊る人が自分で、だそうです。みなさん個性出てましたよね(^^)そう思うと、今さんのダンスがなかったのが残念だなーと思ったりして(笑)

e. UPTOWN GIRL
戸井さんのソロ歌。またまたそのほか全員がバックダンサーというかコーラスです。みんな楽しそうだったなぁ、ここも(^^)
リズミカルに楽しく男性たちのビリージョエルメドレーは締めくくられます。
舞台は暗くなり、男性達退場。このとき椅子を引きずって去っていくのですが、平澤さん、その姿もかっこいい…(笑)
ちなみにこのビリージョエルメドレー(各自のソロダンス以外)の振付は平澤さんでした。

f. NEW YORK STATE OF MINE

ビリージョエルメドレーの最後を飾るのは、樹里さんのソロ歌です。暗くなった舞台に、樹里さんがひとり(たぶん下手側から)登場。上は黒のホルターネックに膝下丈くらいの豹柄のバルーンスカート(であってます?)に黒のショートブーツだった・・・と思うのだけど、とにかくよく似合ってて素敵なのですよ。
樹里さんはしっとりと渋くかっこよく歌います。

桜木涼介さんが上手から登場し、樹里さんの歌に合わせてソロダンス。ダイナミックでしなやか。カッコイイ。次に三井聡さん(たぶんそうだと思うんですが、もうひとり男性出演者がおられたので、、、違ってたら教えてください)が登場し、ダンスに加わります。樹里さんも歌の途中で、また歌いながら、ダンスに参加。
またすっごくかっこいいの。樹里さんと男性二人のダンス、渋くかっこよく小粋でしなやかで、大好きです、この場面。
男性二人は全身黒っぽい感じですが(でも真っ黒ではなかったと思う・・・柄ものだったと思う)シャツ姿でした。シャツをなびかせて踊ってる姿が印象に残っています。

歌の最後は三人センターで後ろ向きにポーズで、樹里さんが振り返る、感じだったかと。
かっこいい!
振付は平澤さんです。今回平澤さん振付のダンス場面では一番好きだな。  

2. Java Jive

かっこいい樹里さんのナンバーの余韻にひたっていると、下手側から妙な格好の人が登場します。銀髪のおかっぱ頭にサングラスのっけて、ブルーのサイケ調の柄のぴらぴらブラウスに、シルバーのぴかぴかくたくた素材のパンタロン。玉野さん・・・むっちゃヘンだけど、似合ってます(笑)
続いて、横山さんと風花さん、二人ともサイケ調ですが、彼女達は可愛いです(^^) で、なんとなくほっとしていたら、続いて…

ブラウンのくるくるセミロングヘアに、でっかい茶色のサングラスをかけて、茶色に黒で幾何学模様のような柄(?)の入ったぴらぴらブラウスに、やっぱりシルバーのくたくたパンタロン。。。
平澤さんです。
ここで思わず客席の力が抜けるといいますか、ゆるんだ笑いが起こります。初見のときは、前のほうの下手側端のほうの席で観ていたもので、これが目の前で起こるわけですよ。もうバカ受けしてしまって、たぶん舞台から平澤さんにチェックされたと思います。でも平澤さん、満足そうだった(笑)
シルバーのパンタロンが、すそはぴらぴらですが、けっこう腰のあたりはぴったりな感じで、後ろ姿がキュートだったなぁ(笑)

そのまま下手から上手へ移動しながら、4人でゆる〜いナンバーをちょっと踊りつつ歌います。サンドタップが大好きな玉野さんのことを、変な趣味の、気持ち悪いオヤジ、という風に言ってて、気持ち悪いものの例として、平澤さんが「爪でガラスをひっかく音」、「あの音を聞いたら全身に鳥肌・・・」とか歌いながら、隣の風花さんに、「ほら」って感じで腕を見せるんですよ。風花さんと横山さんは「そうね」って感じで見てくれるんだけど、これが千秋楽だけ、腕じゃなくて襟元をかきひらいて胸を見せようとするもんだから、風花さんに嫌がられてました(笑)

三人は玉野さんのことを、「変態」とか、「気持ち悪いオヤジ」とかって歌うんですが、横山さんが「でも私、変なんだけど、最近、この男にはまっているの」と歌って、ひとり離れて上手端にいた玉野さんのところに行ってしまい、風花さんも「私もそうなの」。ひとり残された平澤さんは「マジかよ?」って驚きつつも、三人に「一緒にやろう」と誘われて、結局平澤さんも参加します。
で、また、歌いながら上手側から下手側に戻ってくるんだったかな。ゆる〜い感じでナンバーが終わりますが、最後はなぜか、平澤さんがもだえていました(笑)
変なんですけど、妙に好きです、この場面。

3. Kennedy Rose

ゆる〜いJava Jiveが終わり、客席もゆるんだところで、次は絵麻緒さんのソロ歌。ピシッと雰囲気が引き締まります。絵麻緒さんは黒づくめのパンツスタイルだったと思います。スタンドマイクを持って舞台奥から登場。センターで歌います。
桜木さんと、三井さんと、神崎さんが登場し、踊ります。三人とも違う衣裳だったと思いますが、黒が基調で、三人ともノースリーブにベストを着ていたかと。
絵麻緒さんを中心に三角形を描くように少し離れた場所で三人が踊ります。途中で場所が入れ替わったり、絵麻緒さんのところに集まって彼女の後ろに三人後ろ向きに並んで後ろ手に手のひらをぴらぴらさせる振りがあったりしました。
シャープでダイナミック、男っぽくて、でもちょっとだけチャーミングなダンス。
最後のほうで、ダンサーたちはひとりづつ去っていき、一人残った絵麻緒さん。
最後は、スタンドマイクを傾けて、ちょっと横顔を見せて、ビシっと決めポーズ。
かっこいい、パンチのあるナンバーでした。
振付は平澤さんです。

4. Dance

小野妃香里さんメインのダンスシーンです。全体の色彩がベージュで統一された落ち着いた感じの場面。ほかに色彩は途中で出てくる赤いソファ。
ストーリーがあるらしく、想像するに、小野さんは、絵画の中の精霊?のような立場の人で、人間のカップルを誘い込み、彼女のほうを絵の中に取り込んでしまい、彼氏をとりこにする・・・そんな感じ?

最初は森の中の木々の精霊なのかなぁと思ったけれども、デート中のカップルが雷雨をさけて雨宿りをした家の中で繰り広げられているような感じだったので、絵画なのかなぁと。 見応えのあるダンス場面です。
迷い込んでくるカップルは桜木さんと芽映さん。

これから、彼氏のほうも取り込んでしまうのね、きっと。と思わせるラストでした。それとも、彼女に代わって自分が人間になるのかしら?彼女を自分のかわりに絵の中に閉じ込めて。最初そうなのかなと思ったのだけれど、なんとなくそうじゃないような気がして、次にその絵を見た人は、そこに小野さんと寄り添っている桜木さんが描かれているのを見ることになるっていうようなラストシーンを想像してしまいました。(ぜーんぜん違うかもしれませんが。。。)

5. ANTHEM/6. This is the Moment

誰もいなくなった舞台に戸井さんが舞台後ろからひとり登場します。そして戸井さんのソロ歌。
ミュージカル「チェス」から「ANTHEM」

続いて、今さんです。今さんのソロ歌。「ジキル&ハイド」より「This is the Moment」 今さんは、上手から登場するのですが、最後はセンターの高々と上がったセリの上で歌い上げます。

お二人ともさすがの歌声。劇場中に響き満ちあふれる感じでした。

7. Sing, Sing, Sing

  今さんの場面のあとは、セリが下がって、でも本舞台よりはちょっと高いところにキープ。そこに赤い上着を着た玉野さんが登場。そのセリ上で、タップソロです。
博品館では毎年Shoes On!で玉野さんのタップソロ観て聞いていましたが、相変わらずほんとにすごいです。でもせっかく広い舞台なんだから、切り取ったセリ上ではなく、舞台全部使えばよかったのになぁ。音響の関係とかかしら?

ソロタップのあとは、ミュージシャンの方々とひとりづつコラボレーション。タップと楽器の競演です。これもShoes On!ではいろんな形でされてましたねぇ。タップは楽器なんだなぁとあらためて思います。

タップが終わって舞台後方にセリを下りた玉野さんと入れ違いに、真っ白な衣裳に身を包んだ人達がわらわらと登場し、セリの上へ。玉野さんは赤い上着を脱がしてもらい、持ってきてもらった白い上着に着替えていました。玉野さんの上着持ってきたのは横山さん。ふと見ると、戸井さんが着替える玉野さんの前に立ってちょっと隠すようにしてました。

そして、セリ上には、玉野さん、今さん、戸井さん、平澤さん、絵麻緒さん、風花さん、樹里さん、横山さんの8人。男性は白いスーツの右胸から肩にかけて羽根飾りがついています。でっかいコサージュって感じですかねぇ?玉野さんの羽は濃い紫、平澤さんのは薄い紫でした。真ん中に光沢のある生地で作った薔薇の飾りみたいなのがついていて、後ろにちらっと孔雀羽、右胸のところにスパンコール使いの飾りがついてました。(神崎順さんが日記にご自分の衣裳写真を載せてらっしゃるので、見てみてください。色使い等人によってちょっと違いますが、だいだい同じ雰囲気です。)

女性は、肩の後ろに羽飾りがついていました。衣裳は人によって違っていて横山さんと風花さんはスカートで、絵麻緒さんと樹里さんはパンツスタイルでしたね、たしか。
風花さんも、ご自分のブログ(風花日誌)に衣裳写真載せてらっしゃいますね。Java Jiveも載っている!いい感じだ!(笑)可愛いですねぇ(^^)

8人がセリ上で歌っている間、セリの前を他の人たちがステップ踏みながら、通り過ぎていきます。
8人が前に出てきて、全員でのコーラスとダンス。Shoes On!ではおなじみの「Sing! Sing! Sing!」この曲聴くと、タップメドレーが始まりそうな気がします。
曲の間にセリがあがり、3段に。なんだか宝塚の大階段なイメージ?(笑)
それにしても青山劇場のセリ機構をフルに使ったステージでしたねぇ。

8. The Rose

舞台に8人だけが残って他の人は去ります。舞台センターに半円を描くように並んで、玉野さんから始まるアカペラコーラスです。ひとりづつ(またはふたりづつ)、すこしづつ歌いついでいき、全員でのコーラスになります。歌詞がよかったですよね。

この曲は映画「The Rose」の中の一曲。学生のとき、研究室の先輩がこの映画が好きで、ベット・ミドラーについて熱く語っていたなぁと、そんなことを思い出しました。
原曲であるベット・ミドラーの歌うThe Roseは、淡々としたピアノ演奏からはじまり、ベット・ミドラーはため息のように歌いはじめます。心をわしづかみされるような気持ちになります。この歌は日本でもカバーされていて、映画「おもひでぽろぽろ」で都はるみさんが歌った挿入歌「愛は花 君はその種子(たね)」がそうです。

9. Mr. PINSTRIPE Suit/カーテンコール

オープニングと同じMr. PINSTRIPE Suitの曲が流れ、出演者全員が、順番に登場します。 客席は手拍子。この曲はやっぱりうきうきしますね。
ここでもわたしは今さん登場時のノリノリぶりに目が奪われるのだった(^^)
全員が揃ったら、ミュージシャンの方々に拍手〜!
それから、全員でまたダンス。オープニングと同じ振り付けです。
平澤さんも楽しそうに踊っていましたが、あの同じ振りを踊るには衣裳に羽がついているため、ちょっと踊りにくそうでした(笑)

幕が閉まりますが、拍手に応えてカーテンコール。千秋楽は2回カーテンコールがあり、玉野さんが「本当にありがとうございました」と挨拶したのだったかな。またMr. PINSTRIPE Suitの曲が流れ、舞台のみなさんノリノリ、客席手拍子の中、幕が閉まります。そうそう、玉野さんがチラシの写真と同じポーズをしていました(笑)

これで終わりです。これまで全部読んでくださった方、長い感想におつきあいくださりありがとうございました。
ほんとに楽しいショーでしたね(^_^)


ACT 1


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