FANTASTIC MUSICAL

夏の夜のロミオとジュリエット

STAGE一覧へ戻る




【Staff】
作・演出・振付:玉野和紀、演出助手:豊田めぐみ、音楽監督:杉山正明
作曲:MACKY&NASA、振付:平澤智、美術:須賀知子、照明:柏倉淳一、
衣装:千佳、音響:柳浦康史、舞台監督:粟飯原和宏、歌唱指導:松井トモコ
照明操作:千葉健治・佐藤貴子、音響操作:柳浦康史・相川由美子
演出部:金田正樹・古川登・成井正光・内田純平、ヘアメイク:武井優子、衣裳製作:Ciel
大道具:嶋田和浩(金井大道具株式会社)、小道具:中村エリト(株式会社高津映画装飾)
はきもの:株式会社神田屋、制作助手:皆川小百合・浅井純
運営:東京音協、主催:ニッポン放送、企画・製作:M・G・H

Pamphlet:Photographer 梅原渉、Design リトルフット、Printing 美工

【Cast】
ポセイドン: 坂元健児
アフロディーテ: 伊織直加
佐藤ひろし: 東山義久
渡辺房江: 三咲レア
鈴木浩二: 大坂俊介
ヘルメス: 森新吾
アレス: SHUN
アポロン: MITSU
高橋健太: 小寺利光
田中誠: KYOHEI
アテナ: ヒルナオミ
ゼウス: 平澤智
パック: 玉野和紀

【Musicians】
Conductor/Trumpet/Percussion 杉山正明、Classic Oiano 松井トモコ
Guitar 米山典昭、、Drums 瀧本季典、Bass 芹澤薫樹、Synthesizer 水野久興
Violin 外村京子、Sax/Flute/Clarinet 庵原良司、Jazz Piano 明神千夏

【日程】
東京:アートスフィア
2005年8月24日(水)〜28日(日)

24日(水)19:00、25日(木)19:00、26日(金)14:00/19:00
27日(土)14:00/19:00、28日(日)14:00

料金:S席8500円、A席7000円(全席指定、税込)
前売開始:6月11日(土)
問い合わせ:東京音協 03-3201-8116

大阪:シアタードラマシティ
8月31日(水)19:00
料金:S席8500円、A席7000円(全席指定、税込)
6月18日(土)発売開始
問い合わせ:梅田芸術劇場(06-6377-3888)

【上演時間・販売物】
1幕45分、休憩15分、2幕50分の計2時間くらい
パンフレット1500円、A4サイズ。
キャスト全員の写真・プロフィール、稽古場写真
公演に関するQ&Aが楽しい。
公演のDVDをロビーで予約を受付(DVDには特典映像あり)5500円(送料別)


いや〜、面白かった(笑)
平澤さんはお笑い担当っていうか、そういうわけではないんだけど、玉野さんとのやりとりは爆笑ものでしたね。やってることももちろん面白いのだけど、加えて二人の間や空気が…笑いを誘うといいますかなんといいますか。
平澤さんのダンスは一場面のみですが、かっこいいっ。
ファンとしてはうれしいダンスシーンでした。
が、、、「え、これだけ?」って感じですよね。
しかし、平澤さんのダンスが少ないからといってがっかりしてはいけません。今回の見所はそれだけじゃない。
あんまりいないかなー?と思いますが、普段平澤さんの振付公演を楽しんで観ている人(わたしのような人ですね)にはわくわくするような「振付家・平澤智」の仕事が見られます。
踊るのは「玉野さん・平澤さん以外の人」なんですが、いろんな形の見ごたえのあるダンスシーンがたっぷりです。平澤さんの振付公演でこれほどのめりこんで観られるステージを観るのは久しぶりでした。玉野さんの振付も、ダイナミックでものすっごくかっこいい。もちろん踊る人のレベルが高いからこそ実現するわけですが。
わたしとしては、とても楽しめたステージでした。
もちろん平澤さんご自身がもっと踊ってくれればもっともっとうれしかったですけどね〜〜っ

さて、平澤さんの役名ですが、「ゼウス」です。しかし、もうひとつの名前があります。それは「オーベロン店長」。
ゼウスはわかります。パンフレットにも載っている。オーベロン店長って?と思っていましたが、観れば納得(笑)
ゼウスは本来なら天上界にいる「この世を創造した万能の神」なのですが、自分が作った(んですよね?)人間が面白いからと言って、地上でジャズクラブのオーナーをやっている。店長さんでもある。神であることを隠して人間を観察しているとじつに面白いんだそうです。このへんの設定からしてむちゃくちゃですわな(笑)

そのジャズクラブでは若者たちが集まってダンスに興じている。彼らは、自分達が日本で多い苗字Best5の「佐藤・鈴木・高橋・田中・渡辺」という平凡な名であることが嫌で、店では「夏の夜の夢」の登場人物の名前で呼び合っている。
佐藤(東山義久)は「ライサンダー」、高橋(小寺利光)、田中(KYOHEI)、鈴木(大坂俊介)は職人達でちょっと名前は今覚えてないのですが、高橋が大工、田中がふいごなおし、鈴木が指物師、だったかな。そして渡辺(三咲レア)が自称「ハーミア」、でも佐藤が言うには「ヘレナ」なんだそうな。で…店長である平澤さん(そういえば地上での名前はなかった)が「オーベロン」ってわけ。

その名前を紹介するときに平澤さんのことを指してあろうことに「あのおっちゃんが」って言うのよ、若者たちったら。
平澤さんは「おっちゃん」じゃなーいっ!!って怒ってみたところで、20代の若者達からすれば41歳って「おっちゃん」でしょうがねぇぇぇ〜ふーんだ。

関係ない話ですが、平澤さんは1999年に「夏の夜の夢」を元にしたミュージカルで「ライサンダー」をやってました。パックは駒田一さんでしたね。おお〜懐かし。
そのこともあるんですが、今回なんだかわたし、思い出モードになってしまいました。
というのもですね、その「おっちゃん」の件を平澤さんと話したときに、平澤さんが「それはしょうがないよ〜。みんな若いし。新旧交代だからね。」っておっしゃったのでした。考えてみれば平澤さんがちょうど今の東山さんの年齢くらいのときに、わたし平澤さんを初めて知ったのです。当時の平澤さんのことを、踊る東山さんを観ながら思い出したりしていました。
そう思うとねぇ、あれから11年ですから…。でも。実際には若者ではなくなった平澤さんですが(笑)、まだまだ若いですよ〜〜、ね!!
この「おっちゃん問題」(笑)、その後いろんな人と話しましたが、実際、実年齢なんて関係ないよね〜という結論に落ち着きました(笑)。

さて、場面ごとに曲名と場面の説明、平澤さんの見所などを説明した長〜い感想があります。
最初から最後までストーリー展開を説明しています。
この『夏の夜のロミオとジュリエット』はシアターテレビジョンによる放送およびDVDが発売される予定です。舞台を未見の方でこれから映像で楽しもうとしている方、内容を何も知りたくない方は読まないでくださいね。
読んでくださる方はこちらへどうぞ。 《2005.10.29》


STAGE一覧へ戻る