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SECRET CLUB




内容の詳細とわたしの感想です。内容説明はあくまでも舞台を観たわたしの印象と記憶と解釈によるものです。実際の脚本や演出の意図とは異なるかもしれません。場面タイトルはわたしが勝手につけました。その点をご了承のうえお読みください。ご意見ご感想(苦情でも)がありましたらメールにてお願いします。間違ってることを書いてたらぜひぜひ教えてくださいね!

2部オープニング

2部はミュージシャンの方々の演奏からスタートです。よく知ってる曲なんですが、曲名がわかりません(^^;演奏観る(聴く)のも楽しくてわくわく。
2部が始まるちょっと前からマネージャー(平沢さん)は客席に現れ、お客さんの様子を見回っています。演奏が終わると、ステージにあがり、バンドの紹介をします。シークレットクラブ・ホットスイートバンドという名前だったかと思います。

さて、次の出演者は…かぼちゃとしじみの煮付けとメンタムがないと歌えない。それは誰?そう。サンディ・ホリディです、どうぞ!とマネージャーは紹介して去っていきます。

サンディとクリス

入れ替わりにサンディ(高泉さん)がかぼちゃを両手に持って高く掲げながら現れます。TLGではステージとお客さんが近かったので、そのままそのかぼちゃをお客さんにあげてましたが、他の劇場ではそういうわけにいかず、舞台のふちに左右一個づつ置いてました。
そのかぼちゃ、ずっとそこに置かれたままだったので、神戸ではカーテンコールのときに平沢さんが、このかぼちゃはこのままでいいの?って気にしておられました(^^;で、どなたかよかったらお持ち帰りくださいって高泉さんが薦めてらした。

サンディは一曲歌った後、バンドのメンバー紹介をします。ジャンゴ・ラインハルトに憧れ、そのテクニックを30年かけてものにしたアリタ・ジャンジャカジャン、ベーグルバーガーがなにより大好きなクリス・ベーグルバーガー、腱鞘炎なんてなんのそのケンショウ・キタジマ。紹介と名前、たぶんこんな感じだったと思いますが、違ってたら教えてください。ミュージシャンの方々もお芝居の中のバンドとして演じてらっしゃいます。それから忘れちゃいけない。音が出るかどうかは出たとこ勝負。音が出たらびっくり、出なければやっぱりのチョット・ヤベーカー。

サンディはお友達のクリスを紹介し、クリスはウッドベースを持って前に出てきます。クリスとサンディが知り合ったのはとあるベーグルバーガーのお店にて、どうやって食べるのかわからなかったサンディにクリスが食べ方を教えてくれたんだそうな。クリスはおっきなギター(ウッドベースのことよね)を弾いているんだと言って、サンディを家に連れていったそうなんですが、クリスが持ってるとウッドベースも大きく見えなかったとか(笑)そんな話をして、クリスのウッドベースでサンディは一曲歌います。
歌の途中でヤベーカーさんがサンディのところに椅子を持ってきて、どうするのかな?と思ったら、サンディがその上に乗って歌うのでした。サンディはクリスと並んでいるとますます小柄で、高さ的には椅子に乗ってちょうどいい感じ。サンディが椅子に乗るとき、ヤベーカーさんが椅子を支え、肩を貸してあげます。ここ見ながらいい雰囲気だなぁと思って微笑むわたしなのでした。

ちょっと…かなりヤベーカー

歌い終わって、クリスが元の場所に帰っていき、サンディはメロディをくちずさみながら、ラッパ聞きたくないとか、ラッパ吹かないでとかうまくメロディにのせてさりげなくヤベーカーさんの紹介へとつなげていきます(なかなか笑えます)。最後に「チョット・ヤベーカー!!」と紹介してサンディは退場。

さて、コルネット片手にセンターに登場したヤベーカーさん。音が出るか出ないかは出たとこ勝負、ということで、歌と演奏を1曲。
ここで歌う歌、タイトルは知りませんが、歌詞の内容が、「恋にやぶれてリハビリ中。あれから恋ができないのは今も君を愛してるから。。。」という甘い雰囲気の歌なのです。わたしはこの歌を歌う平沢さん、好き〜。ヤベーカーさん、好き〜(^^)大人で粋で優しくて、でもちょっとお茶目で。ミュージカルではなかなか見られない雰囲気の役ですよね。
いつも曲の終わりの決めポーズはばっちりカッコイイんですが、演奏のほうはかなりドキドキ(笑)
福岡の夜の部(だったと思う。昼だっけな?)は、ちょっと…じゃなくてかなりやばかったコルネット演奏。そのときのヤベーカーさん、「かなりヤベーカーでした。」と挨拶して退場していきました。うまいっ。

ちなみに1部でサンディ・ホリディが初めに彼に名前をつけるときに説明するのですが、「チョット・ヤベーカー」とは有名なトランペッター「チェット・ベーカー」からもじったものです。うまいこと言うなぁ(^^)高泉さんのセンス、大好き。

魅惑のタンゴ

ヤベーカーさんが退場すると、ショートカットの黒髪、紫のタイトなドレス(膝から下はフリンジ)姿のちょっとものうげな雰囲気の女性(高泉さん)が現れ、センターのスタンドマイクで歌います。タンゴです。

そして歌の途中で静かに現れる男性(TLGでは登場は上手側からでしたが、劇場では下手側からでした)。黒のスーツ、インナーは黒のタートルという黒づくめの装い。平沢さんです。クールな雰囲気で、むっちゃむちゃカッコイイ!!登場したとたん、空気が変わるような気がするのは…ほら、わたしファンだから。冷静な方の感想をお待ちしています。あ、冷静でない方の感想もよろしく。

歌に合わせ、彼はクールにそしてダイナミックに踊る。表情もニヒルで凛々しくセクシー。女性と組んだ型をしてひとりで踊るひとりタンゴもあり。彼女の後ろにぴたりと立ってポーズ、そして間奏になると、彼女と組んで踊ります。
こんな説明でどこまで伝わってるのかはわかりませんが(^^;とにかくカッコイイです…客席で観ながらあばれそうなくらい(笑)瞬きするのも惜しい。
間奏が終わり、再び彼女はマイクの前へ。さて曲も終わりに近くなったころ、おもむろに上着のボタンをはずす彼。次の瞬間さっと開いて見せた上着の裏。そこに見えたものは…一面の「豹柄」。

おヒョウさんでしたか〜っ(笑)

上着を脱いで彼女の肩にかける。そして椅子を出してくる彼。
曲のラストの決めポーズは、もちろん、椅子を使っておヒョウさんが逆立ちし、その足を彼女が熱く抱擁。そして暗転。
あんなにかっこいいダンスを見せつけておいて、オチがついてるなんて〜(笑)大好きです。この場面。

TLGで初めて観たときは、平沢さんが上着を開いて見せるところ、照明が暗かったのでよく見えなかったんですよ。なんだろう?って思っててしばらくして「ああ!豹柄!」ってわかったんですが、その点、観るたびに改良されていき(笑)平沢さんは上着を開くのをスポットが当たっている高泉さんの近くでやるようになってました。そして福岡の夜の部では、脱いだ上着を高々と高泉さんの頭の上まで掲げてから肩にかけてました。素晴らしい(^^)

クリスとウオーリーと靴下

暗転から明るくなるとふたりはいなくてミュージシャンの方達のみ。
ピアノのキタジマさんに言われ、クリス・ベーグルバーガーさんがウッドベースを置いて、前に出てきます。そのとき、キタジマさんはクリスに赤いマフラーを渡します。クリスはそれを首にかけるのですが、よく見るとそれはピアノの鍵盤カバー(^^;
マイクの前に立ったクリスは葉巻に火をつけ、一服しながら、ここは自分の時間ってことで歌い始めます。「Oh! Darling…」
途中で1部の最後に出てきた腹話術人形の装いの人(勝手に名前を「ウオーリー」とする(^^;。平沢さんです。)が現れて、クリスのところへ灰皿を持って近づいていきます。君じゃなくって僕の時間だよって感じでウオーリーはクリスに黙って訴えます。灰皿を手渡されたクリス、ウオーリーに煙を吹きかけたりしていじわるをしてみますが、動じないウオーリー。葉巻を消してしぶしぶ(?)元の場所へ帰っていきます。
クリスのあとをついでウオーリーは歌い始めます。「Oh! Darling…」と似てるけど微妙に違う「おお、だ〜れ?」
どうやらウオーリーはいつか酔っ払ったときに、女性をくどいてなにか(?)したらしく、でもそれがどうしても思い出せない。きっとそれは人違い。酔っ払ったときの僕は、それは僕じゃないという言い訳の歌みたいです。このとき、ウオーリーはたいてい誰か女性のお客さんをひとり選んでその人に向って歌います。うらやましいような、そうでもないような(笑)

ウオーリーが歌い終わるころ、メガネをかけた地味なOL風の女性(高泉さん)が現れ、ウオーリーの目の前に赤い靴下を片方出します。ウオーリーは手にとって匂いをかいで、「あ。僕のです。」と言って彼女の手から靴下をとって退場します。
妙におかしいです(^^;

部長に捧げる歌

さて、メガネの女性は、○○部長に捧げます。とひとこと言って歌い始めます。片桐部長だったかな?この台詞は福岡で初めて聞いたような気がするのですが、わたしの記憶なんていい加減ですから(^^;;
三角関係の歌、のようです。恋人(妻?)のもとに帰って行く彼を帰したくない…と。アツく歌います。ひょっとしてこの方はおヒョウさんと組んでいる、あの歌手の女性かなぁと思うんですが、どうでしょう。あの人、メガネかけてたかな?

タップダンサー

彼女は歌い終わったら上着を脱ぎ、メガネをとります。長袖の上着を脱ぐと、ノースリーブ。メガネもとってぱっと華やかな雰囲気になります。福岡の夜の部では歌の途中で上着を脱ぎメガネをとってしまいました。気分がのったのでしょうか。メガネを握り締めて熱く歌っておられた高泉さん、なんだかとっても素敵でした(^^)

さて、グレーのTシャツ姿の若者登場。若者って感じなのです。平沢さん。と、突然、Tシャツを脱ぎ始める。おおっと思ったら、下にはオレンジっぽいピンク、身にぴったりしたVネックTシャツ。肩、腕、胸、引き締まった腰。逆三角形の身体によく似合ってます。とっても素敵〜っっ!
ここの平沢さんはタップダンサーです。
演奏と高泉さんの歌に合わせ、タップを踏むのですが、さっき脱いだグレーのTシャツを軽くたたんで床に置き、それを片足で踏んで音を消す面白い効果を出してました。
途中でそれぞれの楽器がソロをとって、それに応えて平沢さんがタップを踏むところがあるのですが、ミュージシャンの方々との競演って感じですね。タップって一種の楽器なんだなって思いました。ウッドベースのクリスさんは相変わらずいいノリしてらっしゃいます。平沢さんと一緒にぴょんぴょんととんでらっしゃいました(^^)

高泉さんと平沢さんが去っていったあと、ミュージシャンの方々の演奏です。

ジャックと豆の木

演奏が終わる頃、下手側の端にジャック(平沢さん)が現れ、ちょっといらいらしている様子。出番も近いのに豆の木(高泉さん)がまだ来ない。ここ、TLGではステージが回って楽屋からだったんですよね。2部は全部ショーかと思っていたので、楽屋が出てきてってちょっと驚いたのでよく覚えています。
化粧前に座ったジャックが「おーい、豆の木!」って呼んで、豆の木が赤い花を持って走って出てきて、出待ちでもらったとか言うのでした。「あなたのダンス、味があって素敵」って言われたって豆の木がうれしそうに言うので、ジャックは憮然とした表情(笑)
この会話はたしか神戸でもあったと思うんだけど(なかったかも?ちょっと自信ない)、福岡ではなかったです。でもこれから出番なのに、出待ちじゃなくって入り待ちちゃうのん?っていつも心の中でつっこんでました(笑)

さて彼らの出番。今回は最初からタップシューズを履いていてタップもふんだんに取り入れられてたと思います。ジャックが前でガンガン踊っている間、豆の木が不満そうな顔(^^;をして、後ろで腰を叩いてカウントとってたりしました。どうしてもジャックが踊るのに目が釘付けになってしまうのですが、後ろの豆の木の表情もポイント。
後半ふたりは椅子とスタンドマイクを使ってコミカルに歌い踊り、ラストはふたりとも椅子に座って帽子をつま先にのせたポーズで終わりだったと思います。
拍手をうけながら退場していくふたり。これでショーは終わりです。

願いがかなうように

前場面でジャックでひっこんだと思ったらすぐに、平沢さんはタキシードに着替えて出てきます。そして、まずミュージシャンの3人を紹介。もうお芝居は終わりましたので、本当の名前で紹介します。次にキャスト紹介。平沢さんが高泉さんの名前を呼ぶと、高泉さんは黒とグレーを組みあわせた素敵なドレス姿で登場。このドレス、本当に素敵…また高泉さん、よく似合ってらっしゃいます(^^)
そして高泉さんが平沢さんを紹介します。

全員そろったところで高泉さんの挨拶があり、最後に、みなさんの願いがかなうようにと、願いがかなうおまじないの歌を。この歌は最初にサンディ・ホリディが歌った歌でした。
途中でそのおまじないの言葉を歌うときにちょっとした振りつき。みなさんご一緒にとのこと。
平沢さんの指導つき(?)ですし、すぐ覚えられるシンプルな手振りですから、これからご覧になる方、ここまで観てきた舞台が楽しかったなぁと思ったら、恥ずかしがらずぜひとも一緒に踊りましょうね。こういうことは参加してこそ楽しみも増すというもんです(^^)(…って、ここに書いてもだめかなぁ(^^;)
でも一度(TLGの2日目だったと思う)平沢さん、振り間違えてました(笑)

いったん退場したみなさんですが、拍手に応え全員がステージに戻ってきます。高泉さんのひとことのあと、もう1曲ということで、SMAPのヒット曲(らしい(^^;)を歌います。高泉さんはあんまりなじみがなくて、平沢さんも知ってそうであんまり知らないとか(笑)。みなさん一緒に歌ってくださいとのことでしたが、わたしも「ああこの曲聞いたことある」程度の認識(^^;なので一緒には歌えませんでした(笑)。が、客席は手拍子で盛り上がり、平沢さんはノリノリで、MESSAGE BOARDのほうでも話題になりましたが、床に足ついてる時間半分くらいじゃないかと思うくらいの軽快なステップを見せてくださいます。かっこいい〜っ!高泉さんとかけあいで歌うところもいい感じ。ホント楽しくって、心うきうき。観ているこっちまで踊りだしたくなるくらい。最後は平沢さん、持っていたマイクを高泉さんに手渡して、ひらりとバック転。鮮やか〜!!
福岡の夜の部では高泉さんもいつにもましてノリノリ。マイクを受け取るとき後ろ手で、まるでリレーのバトンを受け取るようなふりをなさってました(^^)
曲が終わって全員が前に出てきてみんなで手をつないで挨拶。
楽しい楽しい「シークレットクラブ」のステージはこれで終わりです。

TLGの2日目には、このあとスペシャルアンコールがありました。鳴り止まない拍手に応えてのもの。曲は高泉さんの持ち歌だと思うのだけど、2000年「ア・ラ・カルト」大阪公演のときもこの曲がアンコールでありました。あのときも平沢さんは即興で、軽快・華麗なステップを見せてくださったのでした。もちろん今回も。

ながながと書いてきましたが(笑)これで終わりです。ここまで全部読んでくださった方(いるのか?(^^;)ありがとうございました。観られた方は舞台の様子がよみがえってきましたでしょうか?何かひとことでもコメントいただけるとうれしいです。もし何か抜けてたり、間違ってたりしてたらぜひ教えてくださいね。
本当に楽しいステージでした(^^)

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