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シークレット*クラブ




内容の詳細とわたしの感想です。内容説明はあくまでも舞台を観たわたしの印象と記憶と解釈によるものです。実際の脚本や演出の意図とは異なるかもしれません。場面タイトルはわたしが勝手につけました。その点をご了承のうえお読みください。ご意見ご感想(苦情でも)がありましたらメールにてお願いします。間違ってることを書いてたらぜひぜひ教えてくださいね!

2部オープニング

2部はミュージシャンの方々の演奏からスタートです。わたしが観た28日のステージではゲストの桑野聖さんも参加。
2部が始まるちょっと前からマネージャー(平沢さん)は客席に現れ、お客さんの様子を見回っています。演奏が終わると、ステージにあがり、バンドの紹介をします。

そして、次の出演者は…サンデー・ホリデーです、どうぞ!とマネージャーは紹介して去っていきます。

サンデーとクリス

入れ替わりにサンデー(高泉さん)が現れます。

サンデーは一曲歌った後、バンドのメンバーをひとりづつ紹介します。チョット・ヤベーカーさんもサンデーのバックに参加していたのですが、どうやら水曜、木曜とヤベーカーさんは紹介してもらえなかったようです。金曜日はアピールしてらっしゃいました。

さてサンデーはお友達のクリスを紹介し、クリスはウッドベースを持って前に出てきます。ちょっと話をして、クリスのウッドベースでサンデーは一曲歌います。
前は歌の途中でヤベーカーさんがサンデーのところに椅子を持ってきて、サンデーがその上に乗って歌うのでしたが、それはなくなってました。

ちょっと…かなりヤベーカー

歌い終わって、クリスが元の場所に帰っていき、サンデーはメロディをくちずさみながら、ラッパ聞きたくないとか、ラッパ吹かないでとかうまくメロディにのせてさりげなくヤベーカーさんの紹介へとつなげていきます(なかなか笑えます)。最後に「チョット・ヤベーカー!!」と紹介してサンデーは退場。

さて、コルネット片手にセンターに登場したヤベーカーさん。音が出るか出ないかは出たとこ勝負、ということで、歌と演奏を1曲、「リハビリ中…」って歌です。ここは変更なかったです。やっぱりわたし、この歌を歌う平沢さん、好き〜。ヤベーカーさん、好き〜(^^)
千秋楽には途中からエリック宮城さんが登場され、一緒に演奏されました。エリックさんのトランペットはすごいです。この日の平沢さんの演奏もベストな出来(本人比)だったのでは(^^)

実はこの前日、平沢さんとちょうどこのお話をしていたところでした。
初日、リハーサルのときはばっちりだったのに、いざ本番で、師匠のエリック宮城さんがいらっしゃったら緊張しちゃって全然だめだったんだそうなんです。途中で演奏やめちゃったのかな?
だから木曜にお話うかがったときは、「明日はエリックさんが来られるからまたきっとだめだよ」って言ってらしたんですが、緊張を克服なさったようで、ほんと千秋楽の演奏は会心の出来だったのではと思います(^^)
「あれでそうなのかい!?」というツッコミはナシにしましょうね(笑)
それで金曜、今日はばっちりでしたねぇって言ったら、今日はステージと会場全体がどんどん盛り上がってたから気分ものれたんだよってお話でした。初日はまだすこし全体的に緊張モードだったんでしょうか。

ちなみにコルネット、独学なんだそうです。わたしはてっきりエリックさんにしばらく習ったのかなって思ってたのですが、そうじゃなくて、全然習ってないんだってことです。エリックさんは平沢さんのために楽譜を書いてくださったんだそうです。

関係ないですが、わたしも学生のとき独学で楽器やってました(コルネットじゃありません(^^;)。最初、先輩が楽譜書いてくださったなぁと、平沢さんの話からそんなことを思い出したのでありました。 未熟者ながらバンドでライブハウスにも出てたんです。今思えば怖いもの知らずっていうか…若いってすばらしい(笑)だから、師匠がいらっしゃって緊張して…っていう平沢さんの気持ちわかるなぁって思ったのでした。思わず「平沢さんでもそうなんですか?」って聞いてしまいましたところ、そうだよという答えでしたが、そうは言いながらも翌日きちんと結果を出すところが、やっぱりプロの舞台人なのだなぁと(^^)

それにしても今回のシークレットクラブ、ヤベーカーさんは除いて(^^;一流どころのミュージシャンの演奏がふんだんに聴けて耳の保養になりましたねー。もともとのバンドのみなさんも日替わりゲストのみなさんもほんっっとすばらしかったです。

このあとは、ゲストコーナー。日替わりゲストの方々の素晴らしい演奏が堪能できました。

魅惑のタンゴ

ゲストの方の演奏が終わると、マネージャー(あれ?ちょっと服装が…タキシードの上着の中は黒のタートル?(^^;)が現れ、ゲストを紹介し、去っていきます。
入れ替わりに現れるショートカットの黒髪、紫のタイトなドレス(膝から下はフリンジ)姿のちょっとものうげな雰囲気の女性(高泉さん)。センターのスタンドマイクで歌います。タンゴです。

そして歌の途中で静かに現れる男性。黒のスーツ、インナーは黒のタートルという黒づくめの装い。平沢さんです。クールな雰囲気で、むっちゃむちゃカッコイイ!!

歌に合わせ、彼はクールにそしてダイナミックに踊る。表情もニヒルで凛々しくセクシー。女性と組んだ型をしてひとりで踊るひとりタンゴもあり。彼女の後ろにぴたりと立ってポーズ、そして間奏になると、彼女と組んで踊ります。やっぱりかっこいい〜っ!
そして、間奏が終わり、再び彼女はマイクの前へ。曲も終わりに近くなったころ、おもむろに上着のボタンをはずす彼。次の瞬間さっと開いて見せた上着の裏。そこに見えたものは…一面の「豹柄」。

お豹さんでしたか〜っ(笑)
…と、ここまでは前と同じでした。

ところが、お豹さん、上着を脱いで腕の部分もひっくり返しちゃうんです。あれ?と思ったら、なんとリバーシブル。ひっくりかえして完全な豹柄の上着と変身するのでした。ウケてましたねぇ。 ひっくり返した豹柄の上着を着て、おもむろに椅子を出してくる彼。
曲のラストの決めポーズは、もちろん、椅子を使ってお豹さんが逆立ちし、その足を彼女が熱く抱擁。
後で平沢さんにこのリバーシブルの上着のことを尋ねたら、今回作ってもらえたんだそうで、なんだかとってもうれしそうでした(^^)

北の国からの古時計

二人が去ると、クリスがウッドベースを置いて、前に出てきます。
マイクの前に立ったクリスは、ここは自分の時間ってことで歌い始めます。ここの歌は前回とは変わって「大きな古時計」。
途中で1部の最後に出てきた腹話術人形の装いの人、確か名前は「ひらいけん」(平沢さん)が現れて、クリスに君じゃなくって僕の時間だよって感じで黙って訴えます。クリスはしぶしぶ(?)元の場所へ帰っていきます。
クリスのあとをついでひらいさんは歌い始めます。ここの歌は前のブルースアレイのときは、どうやらいつか酔っ払ったときに、女性をくどいてなにか(?)したらしく、でもそれがどうしても思い出せない。きっとそれは人違い。酔っ払ったときの僕は、それは僕じゃないという言い訳の歌でした。ついでに、自分にはおさむっていう弟がいて、その弟は僕にそっくり。だからそれは弟で僕じゃないんだというような責任転嫁な歌となっておりました(^^;

今回は「大きな古時計」です。それがですね…あの装いで歌うのは、さだまさし(笑)…バイオリンを弾く真似もしつつ…。ひらいさん、さだまさしさんでもあったんですか(^^;…なかなか似てましたよ。途中で「北の国から」のメロディも取り入れられておりました。

部長?課長?に捧げる歌

さて、続いて現れたメガネの女性。
部長じゃなくって野々村課長だったかも?まあとにかくその彼氏に捧げます。とひとこと言って歌い始めます。
三角関係の歌、のようです。恋人(妻?)のもとに帰って行く彼を帰したくない…と。アツく歌います。この人は、お豹さんと組んでいるあの女性ですよね。

タップダンサー

彼女は歌い終わったら上着を脱ぎ、メガネをとります。長袖の上着を脱ぐと、ノースリーブ。メガネもとってぱっと華やかな雰囲気になります。

グレーのTシャツ姿の若者登場。若者って感じなのです。平沢さん。と、突然、Tシャツを脱ぎ始める。おおっと思ったら、下にはオレンジっぽいピンク、身にぴったりしたVネックTシャツ。
ここの平沢さんはタップダンサーです。
演奏と高泉さんの歌に合わせ、タップを踏むのですが、さっき脱いだグレーのTシャツを軽くたたんで床に置き、それを片足で踏んで音を消す面白い効果を出してました。
途中でそれぞれの楽器がソロをとって、それに応えて平沢さんがタップを踏むところがあるのですが、ミュージシャンの方々との競演って感じ。今回はゲストの方々も参加し、豪華競演。

高泉さんと平沢さんとゲストのみなさんが去っていったあと、ミュージシャンの方々の演奏です。

ジャックと豆の木

演奏が終わる頃、ステージにジャック(平沢さん)が現れ、ちょっといらいらしている様子。出番も近いのに豆の木(高泉さん)がまだ来ない。

うきうきした様子で豆の木登場。豆の木が最近観たステージ「Shoes On!4」の話などする。豆の木は福田先生に「ジャックよりいいね」って言われたとか(笑)…この日客席に福田陽一郎さんがいらしてたのですが、平沢さんは「福田先生、ほんとにそんなことおっしゃったんですか?」って客席に向かって尋ねてました(笑)。その気になった豆の木、オーディション受けて僕もShoes On!に出る!と言い出し、じゃあちょっと今ここでやってみろってことに(^^;
豆の木タップがんばってました(笑)

さて彼らの出番。ここは最初からタップシューズを履いていてタップもふんだんに取り入れられたナンバー。後半ふたりは椅子とスタンドマイクを使ってコミカルに歌い踊り、拍手をうけながら退場していくふたり。これでショーは終わりです。

願いがかなうように

前場面でジャックでひっこんだと思ったらすぐに、平沢さんはタキシードに着替えて出てきます。そして、ミュージシャンの3人、キャスト、そしてゲストの紹介。

全員そろったところで高泉さんの挨拶があり、いつものように最後にみんなで、最初にサンデー・ホリデーが歌った願いがかなうおまじないの歌を。
そしていったん退場するみなさんですが、拍手に応え全員がステージに戻ってきます。高泉さんのひとことのあと、もう1曲ということで「シェイク」を歌います。ゲストの方も参加、客席は手拍子で盛り上がり、ホント楽しくってうきうき。

千秋楽は、拍手に応えもう1曲アンコールがありました。ステージに登場するなり「みなさんジャズミュージシャンですからねぇ…どうします?…もう僕の知ってる歌はないですよ?」と平沢さん(笑)
千秋楽のゲストはトランペットのエリック宮城さんにトロンボーンの中川英二郎さん、バイオリンの桑野聖さんという豪華メンバーでしたが、たしかにこのメンバーで事前の打ち合わせなしにできる曲というと…平沢さん参加できないでしょう(^^;

そして高泉さんのボーカルで「スマイル」を。途中からアップテンポになり、ゲストのみなさんも参加、平沢さんもいちおうパーカッションで参加。
本当に楽しかった「シークレットクラブ」のステージはこれで終わりました。

ながながと書いてきましたが(笑)ここまで全部読んでくださった方(いるのだろうか?(^^;)ありがとうございました。変更点だけ説明するつもりだったのですが、でもここだけ読んでもある程度全体がわかるほうがいいかしらと…。また長くなっちゃいました。
観られた方は舞台の様子がよみがえりましたでしょうか?もし何か抜けてたり、間違ってたりしてたらぜひ教えてくださいね。わたしが観たのは最後の二日間なのですけど、他の日のことも教えていただけるとうれしいです。が、もう2ヶ月も前のことですからね〜…ページをアップするのが遅くなっちゃってすみません。それにしてもせっかくみなさんが書いてくださった星空掲示板の感想がサーバートラブルで消えてしまったのは痛い…。

興味のある方は2002年のレポも合わせて読んでいただくとよいかと思いますが、あっちも長いです(笑)

10月には青山円形劇場にてリニューアル上演される「シークレット・クラブ」、今度はどんな妙な(?)人々が登場するんでしょうね〜とっても楽しみ(^^)。《2003.5.2》

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