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シークレット・クラブ vol.2




内容の詳細とわたしの感想です。内容説明はあくまでも舞台を観たわたしの印象と記憶と解釈によるものです。実際の脚本や演出の意図とは異なるかもしれません。場面タイトルはわたしが勝手につけました。その点をご了承のうえお読みください。ご意見ご感想(苦情でも)がありましたらメールにてお願いします。間違ってることを書いてたらぜひぜひ教えてくださいね!

2部オープニング - チャンタ&ヤベーカー

2部がそろそろ始まるかな〜って頃、クリスさんがオレンジのフリルびらびらのラテン系の腕カバー(笑)をして、カンカン帽をかぶって現れます。下手端に並んでいる椅子に座って、葉巻をふかしながら、やらしい雑誌(^^;を見ている様子。いったい何が始まるんだ?と思って見ていると、次々と同じような格好(色違いなんだけど)で現れる、有田さん、北島さん。

そしてチャンタ小泉さん(高泉さん)。グリーン系だったと思います。そして…ヤベーカーさん(平沢さん)。ブルー系。チャンタさんとヤベーカーさんは腕カバーだけではなくて、上半身を包む、ちゃんと上着になっています。平沢さん、むっちゃ似合ってましたぜ〜。
その5人、ずらっと並んで椅子に座るのですが、右端に座ったヤベーカーさんはとても不本意な様子。「なんでこんな格好しなくちゃいけないんだ?」って顔に書いてあります(笑)

どうやら不本意ながらチャンタさんの説得に応じて、一緒にやることになったらしい。それはともかく、なんでこんな格好?「そのうちわかる!」というチャンタさんに、ヤベーカーさんは「今わからせてくださいよ!」と食い下がるのでした。チャンタさん、じゃ、しょうがない。言っちゃおうか?とミュージシャンのみなさんに同意を求め、うんうんと頷く3人。「みんな言ってるんだけどね」とチャンタさんが言うには、「君は格好ばかりつけすぎる。ろくにペットも吹けないくせに、格好ばかり気にしすぎる」。一度とんでもない格好をしてみて、昨日までの自分を忘れて思いきってプレイしてみることが必要なんだとのこと。それから、「君の演奏には痛みがない」。ジャズミュージシャンたるもの、みなつらい営業を経験してきているのだと。痛みがなくては音が鳴かない。さて、みんなで声を合わせて言ってみよう。「つらい営業、明日への力」ミュージシャン3人が声を合わせて言いますが、チャンタさんは、クリスさんひとりでもう一度言うように指導します。一所懸命に言うなんだか可愛いクリスさんです(笑)

さ、そうこうしているうちにステージです。曲は…うーん、なんだっけ。忘れてしまいました。すみません。どなたか教えてください。

途中でクリスさんがホルンを持って前に出てきて、チャンタ&クリス&ヤベーカーの金管トリオ演奏となっておりました。なかなかに楽しそうな演奏でしたが、さて、ヤベーカーさんの壁を乗り越える助けとなったのでしょうか?
このあとはバンド演奏です。ひょっとしてここで平沢マネージャー&クリスのアナウンスが入ったんじゃなかったかな。
シークレットクラブ第2部の始まりです。バンド演奏の曲は前回までと同じだったと思います。思いますが…曲名はわからない。。。

モカとクリス - Sweet and Lovely

バンド演奏の最後にヤベーカーさんが参加して、あとからモカ・フラペチーノ(高泉さん)が黒のドレスに赤のネックレスという装いで、ハンカチを手にして現れます。モカのソロにヤベーカーのコーラス。ここは新曲で、平沢さんの低音の魅力が素敵〜なちょっと大人な雰囲気の歌だったように思うのですが、あってます?曲名わかりません。途中で、モカはハンカチ、ヤベーカーはコルネットを拭く布を手にひらひらさせてちょっと踊るところがあったと思います。それってここでしたよね?

続いて、モカがクリスを呼んで、クリスさんはウッドベースを持って前に出てきます。クリスの大好きな甘いものの話などして、クリスのウッドベースでモカは"Honey Suckle Rose"(ア・ラ・カルト(大阪)のカーテンコールでもよく歌ってらした高泉さんの持ち歌ですよね)。「Sweet and lovely」な彼について歌った曲です(笑)
このときヤベーカーさんはドラムを叩きます。

チョット・ヤベーカー - リハビリ中

クリスさんが元の場所に帰っていき、モカはメロディをくちずさみながら、うまくメロディにのせてさりげなくヤベーカーさんの紹介へとつなげていきます(なかなか笑えます)。

最後に「チョット・ヤベーカー!!」と紹介してモカは退場。

さて、コルネット片手にセンターに登場したチョット・ヤベーカー。歌と演奏を1曲、いつもの「リハビリ中…」って歌です。"It Had To Be You"ですね。やっぱりわたし、この歌を歌う平沢さん、好き〜。ヤベーカーさん、好き〜(^^)

川崎部長に捧げる歌

ヤベーカーさんの演奏がビシっと決めポーズで終わると、続いて前奏が始まり、さて現れたメガネの女性。
川崎部長(千秋楽はなぜか青山部長でしたが)に捧げます。とひとこと言って歌い始めます。
"It's All Right With Me"三角関係の歌、のようです。恋人(妻?)のもとに帰って行く彼を帰したくない…と。アツく歌います。この人は、お豹さんと組んでいるあの女性です。
そして歌の途中で静かに現れる男性。上は黒のタートル、下も黒という黒づくめの装いに、なぜか豹柄のあの帽子。お豹さんです。やっぱりカッコイイ!!

歌に合わせ、彼はクールにそしてダイナミックに、激しくしなやかにリズミカルに踊る。表情もニヒルで凛々しくセクシー。そして間奏になると、彼女と組んで踊ります。やっぱりかっこいい〜っ!

そして、ラスト近く、お豹さんがセンターに椅子を用意し、さっと左足のズボンの裾をめくりあげたかと思うと、そこには豹柄のハイソックス。目を奪われていると、あの例のポーズ。椅子を使ってお豹さんが逆立ちをし、天に向ってピン!と立てた足に女性がガシっと抱き付いて終わります。やはり出たか!(笑)
さて、その意味は…「足の先まで愛してる…」ですね。この場面は暗転で終わりです。

"It's All right With Me"この曲は前回までも「川崎部長に捧げる歌」としてあったのですけれど、ダンスはなかったんです。でも踊ったらかっこよさそうなのになって思ってたから、今回かなりうれしかった!なんとここでお豹さんが登場するとはね〜。ほんと〜お豹さんカッコよかった(^^)

月をテーマに…

明るくなると、クリスさんがウッドベースを置いて、前に出てきます。
マイクの前に立ったクリスさん、ここは自分の時間ってことで歌い始めます。ここの歌は月をテーマにした歌。
途中でヤベーカーさんが現れて、コルネットで参加、そして歌が終わる頃にモカ・フラペチーノが現れベースをちょっと弾いてます。モカの衣裳はその前の場面と同じ、黒のドレスでした。クリスにベースを渡し、モカのソロ。ヤベーカーさん、有田さん、北島さんがコーラスをつけていたのではないかと思うのですが、ここの曲はなんだったでしょう。ああ、もうわからなくなりました(笑)ここが新曲だったか、もしかしてここは月をテーマにした歌をって言ってたからここが"What a Little Moonlight Can Do"だったかなぁ?
などといい加減なことを書いていたらはるなさんが教えてくださいました(ありがと!)

「クリスさんの歌は”Moon Glow”、雰囲気があっていい曲ですよね〜。その後のモカちゃん(笑)の歌ですが、ピアノの側で”Blue Moon”を数小節だけ歌った後、”What A Little Moonlight Can Do”につながっていたと思います。・・・と言いつつ、私も記憶が怪しいので、もし間違っていたらゴメンなさい(^-^;)。」

とのことです(^^)

このあと、バンドメンバーをひとりづつ紹介し、バンド演奏となります。

ジャック&ビーンズ - 赤い幕とともに

演奏が終わる頃、ステージにジャック(平沢さん)が現れ、ちょっとひとりで踊ります。

満足の笑みでジャックがステージを終えると、「ジャ〜ック!ひどいよ〜」てなことを叫びながら、ぴょんぴょん飛びながら現れるビーンズ(高泉さん)。なんと両手両足をひもで縛られています。あ〜またお前か〜っていう顔をするジャック。すぐひもは解いてあげるのですが、「そうでもしないと、もれなくお前が俺についてくるだろ!お前と一緒だと俺のカラーがどんどん遠のいて行くような気がするんだよ」と言うジャックに、「じゃ、どんどん僕に近づけよう」とビーンズ…(^^;「もう堪忍袋の緒が切れた!」と言うジャックに、「じゃ、繕いましょう!」とビーンズ。このような漫才な受け答えが繰り広げられた末…
ジャックはセンターに椅子をふたつ持って来て、ビーンズに「ここでじっと座って俺が踊るのを見てろ」と言いますが、「僕もやりたい!」とビーンズ。しょうがないなぁ、今日ステップを間違えたら本当にこれっきりだからなと告げられてもビーンズはめげません。土曜の夜かな、ビーンズは本当にステップを間違えて、はけるときに「あ〜間違えちゃったよ〜」って泣いてた(笑)

さて彼らのステージ。1幕はふたりの上着は普通の黒のジャケットでしたが、ここでは燕尾でしたね。ここはステッキを使っての、タップもふんだんに取り入れられたナンバー。ここは新曲だったのではないかと思うのですが、どんな曲だったかな?
いったん暗転になって明るくなると、センターに赤いカーテンというか幕。 ここは前回までと同じ曲ですが(曲名はわかりません…)、ふたりは椅子を使ってコミカルに歌い踊ったあと、最後は幕の中の椅子に向こうを向いてふたりが座り、ビーンズ高泉さんがこちらを振り返っている、あのチラシに載っている写真のポーズです。それで幕が閉まって終わりだったと思います。
暗転したかなぁ?ちょっと忘れましたが、この後ジャックとビーンズはバンドのメンバーと自分たちを紹介し、挨拶。そして拍手をうけながら退場していくみなさん。これでショーは終わりです。暗転。

明るくなると、そこには、赤い幕をたたんでスーツケースにしまおうとしているビーンズ。上着は燕尾から黒のジャケットに着替えていました。かばんを持ったジャックが現れ、「何してるんだ?」って聞きます。「幕持って行かないと。次の公演地に」ってビーンズは言いますが、ジャックは「そんな必要はない、お前とはこれっきりだからな!」と厳しいことを言いながらも、ほら、早くカバン持ってこいよとビーンズをうながして、一緒に次の公演地へと出かけて行きます。なんだかんだいって、ビーンズとのコンビ、まんざらでもないんでしょうね。世話のやけるどうしようもないヤツだけど放っておけないんだろうなぁ。冷たいようでホントはビーンズに優しいしね、ジャック。

ファーストキッチンと京たこ

ふたりが去っていって暗転になるとステージにはスクリーンが下りてきて、そこにジャック&ビーンズが次の公演地に出かけていく様子が映し出されます。まるでさっき舞台から去っていったふたりがそのまま現れたようです。
こどもの城から出てきたふたりは、青山劇場の前を通りかかります。劇場のほうを眺めるふたり。明るい劇場内では何か大きな公演が行われている様子(実際は「ブラッドブラザーズ」でしたね)。音声はないのですが、どうやらビーンズが「僕達もあそこに出ようね」とか言ったのか、ジャックは帽子でビーンズの頭をポコンと叩きます。この帽子で叩くのはステージでもしょっちゅう出てきてましたね。ふたりの定番らしい(笑)
ビーンズはおなかがすいたらしく、ファーストキッチンで何か食べようとしますが、お金が足りない?店の前で小銭を数えるビーンズ。結局足りなかったようで、近くのたこ焼き屋「京たこ」にてたこ焼きを買ってました。ここは笑いが起こります。お客さんはみなさん劇場にくるときに見て知ってますからね〜。たこ焼き屋のおねえさん、ばっちり登場しておられました。

道路脇に立ち、たこ焼きをほおばるビーンズ。そばでタクシーを捕まえるジャック。たこ焼きを食べるのに夢中になっていたビーンズがふと気付くと、ジャックが乗り込んだタクシーが走り去っていくではありませんか。
「ジャック〜ぅ、置いてかないで〜〜」(と、声は聞こえませんがこんな感じ)と、たこ焼きを持ったままタクシーを追いかけるビーンズ。しょうがないなぁと止まるタクシー。追いついたビーンズは後ろのトランクを開けてもらって、そこに例の幕が入ったスーツケースを入れます。開いたドアからはジャックが顔を出しています。「おい、ビーンズ早くしろよ!」って感じ。いそいそとタクシーに乗り込むビーンズ。そしてふたりを乗せたタクシーは走り出し、次の公演地へとふたりは向かっていくのでありました。映像はこれで終わりです。

わたし初見の日に、開演前にそのファーストキッチンで腹ごしらえをしたんです。で、そのとき後から来た知人が食べる暇がなくて、劇場へ向かう通りすがりに京たこの前で「たこ焼きなんかどう?」なんてことを言っていたばかりだったので、これはウケました。なんかツボをつかれましたわ(笑)
で、初見のときはもちろんですが、展開を知っていても何回見てもこれは面白かった(^^)
こんな風に映像を使うのはよくある手段ですが、あくまでもお芝居の一部としてっていうところが、とっても好みだったな。

カーテンコール

さて、映像が終わって舞台が明るくなると、ステージに全員待機しているのですが、その様子がものすごく美しいの。バンドのみなさんはそれぞれの位置に、平沢さんはヤベーカーさんの衣裳でピアノにもたれて立っています。高泉さんはいつもカーテンコールのときに着てらっしゃる黒とシルバーのドレス(このドレス素敵ですよね〜)を着てセンターの椅子に腰掛けています。またみなさんいい表情で。
照明がついたとたんステージ全体がきらきら輝くようで(はるなさん曰く「綺麗な絵でも見ているような」)、思わずため息が出そう。自然と拍手が起こりますね。そして高泉さんのひとことのあと、バンドのみなさんでもう1曲ということで「AVALON」(で、あってます?)を演奏します。高泉さんと平沢さんは歌で参加です。

18日(土)の夜の部はものすごく盛り上がりました。ヴァイオリニストの寺井尚子さんが客席にいらしてて、スペシャルゲストとしてこの「AVALON」を一緒に演奏なさいました。圧巻でしたよ〜〜。熱くスリリングな演奏でした。演奏前に平沢さん「僕達、歌っちゃっていいんでしょうか…」って言ってらっしゃいましたね(^^;

千秋楽はもちろんですが、拍手に応えもう1曲アンコールがあるときは、高泉さんのボーカルで1曲。(曲名わかりません。)平沢さんはパーカッションで参加。最後に全員前に出てきて手をつないで挨拶です。
本当に楽しかった「シークレットクラブvol.2」のステージはこれで終わりました。

また長くなっちゃいました(笑)ここまで全部読んでくださった方(いるのだろうか?(^^;)ありがとうございました。
観られた方は舞台の様子がよみがえりましたでしょうか?もし何か抜けてたり、間違ってたりしてたらぜひ教えてくださいね。今回は曲名も盛りこんでみたいなんて思いましたが、ほとんどわからない(笑)。ご存知の方、教えていただけるとうれしいです。「ア・ラ・カルト」のようにメニューを配布してくださるとうれしいのだけどなぁ。

興味のある方は前回2003年2月2002年の初演も合わせて読んでいただくとよいかと思いますが、あっちも長いです(笑)

ミュージシャンの方々の素晴らしい演奏と、高泉さん・平沢さんのお芝居と歌とダンス。もうほんとに贅沢な舞台でしたよね。観ながら本当に幸せを感じました…(^^)
これまでわたしの平沢さん出演舞台ベスト1は「YESTERDAY IS…HERE」だったんです。だけど「シークレットクラブ」がとって代わりそうな気がする。それほどに「今の平沢さん」の魅力が満載なステージでした。
いつか「シークレットクラブvol.3」があったら……ありそうな気がする。楽しみに待ってます(^^)《2003.11.2》

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