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「砂の戦士たち」に関する”ネタばれOK感想掲示板”の書き込みです。
(わたしの書いた連載(笑)は除く。)




「砂の戦士たち」 12日昼公演  はるな  2003/11/12 (水) 23:27
今日の観劇で、とても印象的だった事を・・・。

昨日観た時に号泣状態だった2幕の平沢さんのソロですが、今日は昨日以上に思いっきり感情が入っていて 、観ているこちらの心まで痛くなるくらいでした。実際涙を流されてたと思いますが、それがただ悲しい泣き方ではなくて・・・感情が自分でもどうにもならない時って、涙が出たりしますよね?そんな泣き方で・・・。
そのソロの前に、砂の戦士たちがそれぞれの道を決意してゆく歌の場面があるんですが、ここが『天翔ける風に』1幕ラストの”果てしない道を”を思い出させる様な、ほぼ全員で歌い継いで行くすごく素敵なナンバーなんです。
原作を読まれた方は分かるかと思いますが、他の皆が希望に満ちて新しい道を歩き出す中、センイ・ペルナスだけが行く場所が無いんですよね。昨日はナンバーの美しさと感動で油断(?)して、不覚にも舞台上手端に座っているセンイ・ペルナスの細かい表情まで観る事が出来なかったんですが、今日改めて注意して観ていたら、平沢さん、本当に苦しいと言うか、切ないと言うか、哀しいと言うか・・・何とも言えない複雑な表情をされてました。
それに気付いてからは一気に泣きモード突入〜!ソロが終るまで(終ってもちょっと引きずるかもしれない・・・)またも号泣でした。きっとここは観る毎に、彼の気持が伝わる毎に、泣きが激しくなって行くんだろうと思います。。。

他には・・・キレる幸村さんが結構ツボです(笑)。



Re: 「砂の戦士たち」 12日昼公演  tsukane  [URL]  2003/11/13 (木) 08:05
はるなさん、ありがとうございます。
わたし自身未見なので反応できないのがくやしいわ〜(笑)
観劇後あつ〜く語り合わせていただくわ(^^)

> 他には・・・キレる幸村さんが結構ツボです(笑)。

おお、キレる幸村さん。楽しみ!

ご覧になったみなさま、感想聞かせてくださいね〜!;



Re^2: 「砂の戦士たち」 12日昼公演  はるな  2003/11/13 (木) 11:18
なんだか、上の私の感想だと平沢さんがすっかり”切ない担当”(笑)みたいな
書き方になっちゃいましたが、もちろん楽しい場面もたくさんありますので・・・。
皆がドーラを讃える歌のところなんか、あんまり幸せで楽しそうで、逆の意味で
泣けますしね〜。
(そのドーラと言えば・・・ペドロとのラブシーン、とっても素敵でした)

原作にも描かれてましたが、憎まれ口をたたいて突っ張ってばかりのセンイが
時々ふっと子どもの表情を見せる時があって、そんな時の平沢さんもすごく
良いんですよ〜(*^-^*)。

> おお、キレる幸村さん。楽しみ!

・・・幸村さん、キレてます。そして、投げてます(笑)。



『砂の戦士たち』平沢さんの見つけ方  くりすぴぃーぬ  2003/11/13 (木) 14:28
劇中劇では、皆さんお揃いの衣裳、おまけに帽子被ってるので愛しの平沢さんが見つけられないんでは?とオープニングでは焦りました(>_<)
そこで、「一回しか観られないし、平沢さんの動きを見逃したくない!」という方へ。
ほとんどの方は、あれはなんて帽子だろう?同じような帽子ですが、平沢さんはピタっとした黒の編んだような帽子なんで見つけやすいです(*^_^*)



「砂の戦士たち」全体の感想  tsukane  [URL]  2003/11/18 (火) 08:03
この舞台は、1980年代、存続の危機を迎えているある劇団の話と、その劇団が上演しようとしている舞台、1930年代のブラジルを舞台とした劇中劇「砂の戦士たち」の場面の二重構造になっています。
初見の感想としては、劇団の芝居もそれぞれのキャラクターがいい味を出してて面白いし悪くはないのですが、どっちかというとそれは全部やめて、「砂の戦士たち」をもっと丁寧に描いてほしかったなって思いました。「砂〜」の前半は丁寧に描いているのに、後半ドーラが現れてからのドラマティックなエピソードがほとんどすっとばされて、ええ?いきなりこうですか?!って感じで。これは原作を読んだがゆえのデメリットだと思いますが。
それとは別に、一番不満に思ったのが、せっかく「砂〜」の世界で盛りあがりかけたらぶちっと途切れてしまうようなそういうフラストレーションがたまる構成になっていること。これはどうしてそんな風にしたのかちょっと理解に苦しみました。数回観れば慣れてそれほど違和感感じなくはなる(というよりあきらめがつく?)のですが、でも…です。ただ、劇団の話のときは笑いが多く、重くなりがちな空気をやわらげる効果はあり、現代からブラジルへの場面転換もあざやかでほおっと思うところもあります。

「砂の戦士たち」の場面については、ほんとにいい場面が多く、好きな場面もたくさんあります。劇団の話も、かなり疑問点やツッコミどころはあるにせよ、ラストは感動的ですし…とにかくカーテンコールが楽しいので、もういいや!全部チャラ!って思っちゃいますね(^^)



「砂の戦士たち」平沢さんの役どころ  tsukane  [URL]  2003/11/18 (火) 08:14
「砂の戦士たち」における平沢さんの役は、センイ・ぺルナス。幼少時に大人たちからうけた虐待から心がねじまげられてしまった少年。いじわるでいつも憎まれ口をたたき屈折してはいるけれど、感情に正直で本当は繊細な少年だと思います。足が不自由でお金持ちの同情をひきやすいため、砂の戦士たちの中では重要な立場にあり、偵察として家に入りこみ、金目のもののありかをさぐってくるという役割を果たしています。

1幕と2幕にそれぞれあるセンイのソロ場面はどちらも泣けて泣けて…切ないです。平沢さんのセンイはなんというか…一言でいうと、可愛いんです。「可愛い」はちょっと言葉が不適切かなって思うけど、愛されたいのに愛され方を知らない、憎まれぐちを叩くことでしか自分を現すことを知らない。何やかや言って、信頼しているペドロ(石川さん)やプロフェソール(横田さん)には甘えてるし、ドーラ(伊織さん)に対しての誰よりも素直な感情表現、ピルリト(川本さん)やグリンゴ(福永さん)、アルミロ(幸村さん)、バランダン(縄田さん)、エンリケ(阿部さん)たち幼い少年たちにはいじわるをしたり、ガト(吉野さん)やボルタ(駒田さん)には突っかかってるけど結局はかまってほしい、自分を見てほしい。大人びた態度をとってひねくれていても、こどもなんだなって。みんなで踊ったりはしゃぐ場面の無邪気な表情、ひとり離れて後ろでなにげなくステップをふむ姿、ひとりぼっちの後ろ姿、寝転がってたばこをふかす姿、アルミロが、ド−ラが死んだときの慟哭、みんなが未来を語っているときのなんともいえず切なく哀しみに満ちた表情、そんないろんなセンイの姿、表情に、ハートをわしづかみにされてしまったわたしでした。



「砂の戦士たち」大好きなナンバー  tsukane  [URL]  2003/11/18 (火) 22:10
音楽とってもいいですよね。好きな曲はいろいろとありますが、なかでもわたしの大好きなナンバーは「さよならのサンバ」。直接ストーリー展開には関わりのない場面ですが、1幕の中ごろ、ボア・ビダ(坂元さん)が歌い、少年たちみんなが踊る明るく楽しい曲。すさんだ暮らしの中にも楽しみを見出しはしゃぐ砂の戦士たち、少年たちのそういう雰囲気を表しているのかなって思います。
歌うボアを囲んで円になってまわりでくるくる回りながら踊ったり、いくつかのグループでいろんな振りを踊ったりひとつになったり、フォーメーションをさまざまに変えながら全員(伊織さん以外)でリズミカルに踊るナンバー。石川さんも横田さんもバリバリ踊って(踊らされて?)います(^^)
平沢さんの隣で踊っている横田さん、ダンスは……で(^^;すぐに後ろに抜けちゃうんだけど、なんだかとっても楽しそうで、わたしここの横田さん大好きなんです。
この場面で、今回話題の平沢さんのバック転が披露されます。福永さんが手で支えをし、勢いをつけ平沢さんが後ろむきに宙に飛ぶ、高い高いバック転です。ほんと気持ちいいくらいぴゅん!って飛びます。よい子はけして真似をしないように…ってできませんってば(笑)
ラストは舞台前面の上手端に全員集まってポーズ。ここは自然と大きな拍手が起こりますよね。
カーテンコールでもこの曲がみんなで歌い継がれますが、本当に楽しくて心躍る大好きなナンバーです。
ちなみに、1幕の「さよならのサンバ」は平沢さんの振付です。



終わってしまいました!  Terry  [URL]  2003/11/20 (木) 03:47
本日、無事に千秋楽を迎えました。しかし、音響スタッフの私が言うのもおかしな話かもしれませんが、最終ステージはかなり良い出来だったと思います。

今日の千秋楽スペシャルの構成も謝さんがお考えになられたことで、ご覧になった方々にはお楽しみいただけたと思います。本当に楽しいカーテンコールでした。

流石、謝さんは平沢さんの使い方が上手く、彼も望まれているパートをきっちり消化しました。ストーリー展開に関しては原作をお読みになられた方には消化不良的な部分はあるかと思いますが、舞台としてはこの構成でよいかと勝手に思っております

今回のセンイ、保川をきっちり消化した平沢さんに改めて拍手です!稽古に遅れて入ってきたとは思えない好演でした!



Re: 終わってしまいました!  tsukane  [URL]  2003/11/20 (木) 08:33
Terryさん、お疲れさまでした!書きこみありがとうございます。とってもうれしいです(^^)
そうなのですね。音響スタッフとして毎日いらっしゃったTerryさんが観ても千秋楽の舞台はかなり良い出来だったのですね。
今回わたしは公演日程の問題でいつもほど(笑)リピートできなかったのですが、観るたびに良くなっていくのを感じていました。千秋楽はその集大成!
カーテンコールも本当に楽しかったです。

> 流石、謝さんは平沢さんの使い方が上手く、彼も望まれているパートをきっちり消化しました。

本当にそうですよね。初めて平沢さんがセンイ・ぺルナスだと聞いたときは意外なキャスティングだと思ったのですが、観終わってみると、センイは平沢さん以外考えられないって思うくらいでした。

> 今回のセンイ、保川をきっちり消化した平沢さんに改めて拍手です!稽古に遅れて入ってきたとは思えない好演でした!

ほんとに!わたしも一緒に拍手させてください!
Terryさん、ありがとうございました(^^)

たしかに、原作に涙した人はエピソードの再構成(順番逆とか)に不満を持つ人も多いです。が、舞台は舞台として観るのがよいとわたしも思っています。
劇団の芝居部分に関しては、ラストでプロフェソール役の寺田が死んでいたと知ったときは衝撃的でした。わたしはあんまり細かいことにはこだわらないほうなのですが、初見のときには「プロフェソールは重要な役だよ?寺田さんの代役は誰がやったんだ?竹林なのか?」疑問うずまきました(笑)
脚本にはちょっと手を入れてぜひ再演希望!って声も多いです。駒田さんもおっしゃっておられましたが、みなさんの身体が動くうちに…(^^;



センイの最期 tsukane [URL]  2003/12/04 (木) 22:19
「新しい旅立ち」この場面はあんなに明るい場面なのに、切なくてたまらない。この場面、わたしは完全にひとりぼっちのセンイの気持ちにシンクロしているので、他の少年達の明るい希望に満ちた歌を聞きながら、センイと一緒に泣いていました。もうぼろぼろ涙が…

そしてペドロの「あとはお前だけだ、センイ」
この言葉はあまりにも残酷。なぜ、こんなことを言うの?ペドロ!とわたしは心の中で叫んでいました。みんなでセンイをおいつめてどうするよ。他の誰が背を向けてもペドロだけは彼のほうを向いてやらなきゃ…。ペドロに見てほしかった、ペドロに認めてほしかったのに。寂しい、切ない、やりきれない…センイの最期でした。

それとは別に、初見のときは、舞台前面下手端の壁をどんどん登っていく平沢さんにびっくりして、ひ、ひょっとしてそこから…と思った瞬間に飛び降りて。本当に度肝を抜かれました。また下手側の前のほうの席だったもので、目の前!驚きましたよ、ホント。
平沢さんは、最初はちょっと怖かったけどもう慣れたって言ってらっしゃいました。…さすがだ…。



Re: センイの最期 はるな  2003/12/05 (金) 01:01
私も「新しい旅立ち」は観る度に泣いてました。何回か観たので、「今日こそ他の方々のパートもじっくり観よう」「今日はあんまり入り込み過ぎない様に・・・」と思うんですが、完全に無駄な努力(^-^ゞ。どんなに心の準備をしていたところで、少しでもあのセンイを見てしまったが最後、もうダメでした。

> そしてペドロの「あとはお前だけだ、センイ」
> この言葉はあまりにも残酷。

これはあの時のセンイにとって、とどめの言葉以外の何物でもないですよね。この時ばかりは・・・ペドロに失望しました。「そりゃ、あんたたちはそれでいいかもしれないけど!」「あなたは今まで彼の何を見てたの!?」って、心の中で喧嘩売りそうになりましたよ(^-^;)。そして、出来ることなら舞台まで飛んで行って、ただただセンイを抱き締めてあげたかった・・・。

本当に切ない場面でした。



Re^2: 「砂の戦士たち」1幕-4 佳香  2003/12/07 (日) 15:08
> パシッてペドロがガトの頬を平手打ちするんですよね。(本当に叩いてはいませんが(^^;)

ここの場面、ペドロが手を叩いて音を出してからすばやく平手打ちしてました(笑)。何気にツボでした。
その後、ペドロがガトに「ピルリト(だと思うのですが)はもう四日も食べていない・・・」と現状を説明します。そのとき下手後方でエンリケ、アルミロ、グリンゴ、バランダンが横に並んでパン(盗んできたのかなぁ)を奪い合いながら飢えたようにガツガツと食べています。ほんとに小さな子供のようで可愛かった。
ピルリトはパン争奪戦には参加しないで後方で祈りをささげています。
そんな様子を見てガトは「俺はこんな生活をするために生まれてきたんじゃない・・」と叫んで去って行きます。

このときセンイはどこで何をしてたのかなぁ?覚えてないってことは舞台上にいなかったから?ということは、ボルタに絡んで去って行く場面はガトの件の前だったのかな?ちょっとわかりません。



Re^2: センイの最期 tsukane [URL]  2003/12/08 (月) 22:52
はるなさん
そうなんですよ。結局一回も他の方々のパートをじっくり見ることはできませんでした。でもまあ…客席の大半の人はセンターを観ていると思うし、数人(?)くらいは端のセンイを凝視している人がいてもいいのではないかと…

> これはあの時のセンイにとって、とどめの言葉以外の何物でもないですよね。

そうなんですよね。わたしも、ここでセンイの自殺の背中を押したのはペドロだと思いました。わたしは失望とか腹立たしい思いというのとは違うのですが、どうして?ペドロどうして?って信じられない思いにとらわれたというか、わたしまで信頼していたペドロに裏切られた気分というか…本当に切ないセンイの最期でした。

ペドロについてなのですけれど、この舞台で描かれているペドロは、とても紳士でいつも落ちついていて頼れるリーダーなのだけれど…なにかが足りない…とわたしは感じていました。それは考えようによっちゃ、そのまま、劇団員が感じている神山に対する不満とリンクするものなのかも?(深読みしすぎか(^^;)
あと、もうひとつペドロに関してわたしがどうしても気になった点。ドーラの最後の夜にペドロはドーラに告白されてはじめて彼女の気持ちに気付いたように見えるのですよ。「それじゃあかんやろ、ペドロ…」っていつも心の中でつぶやいていました。



平手打ちとパン争奪戦 tsukane [URL]  2003/12/08 (月) 23:05
佳香さん、フォローありがとうございます。
そうそう、平手打ちはたしかにペドロがパン!って手を叩いてましたね(笑)
アルミロたちがパンをがつがつ食べていた場面は断片的に記憶にあったのですが、この場面だったのですね。
みなさん劇団の場面ではちゃんと年相応(?)なのに、ブラジルの場面になるとこどもに見える。さすがだなぁと思います。



書き込みしてくださったみなさま、ありがとうございました!
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