【スタッフ】 MUSICAL NUMBER TSミュージカルファンデーションオリジナルミュージカル第2弾。平沢さんは人のいい探偵の役。
原案・演出・振付:謝珠栄●脚本:佐藤万里●作曲:玉麻尚一、たいせー●
美術:和田平介●照明:塚本悟●音響:山北史郎●
舞台監督:米澤建二●衣裳:TS MUSICAL FOUNDATION●
照明操作:佐藤弘樹・小嶋貴士・山崎桂司●音響操作:岩本道雄・藤平美保子●舞台監督助手:山下憲治●
演出部:中村さち恵・山田千春●稽古ピアノ:中山あき●小道具協力:小西泰久●
衣裳協力:市川ふみ・中野寿美子●記録協力:三井英實●
協力:シアターVアカサカ・サンシャインスタジオ・茨木博愛病院●
製作:TSミュージカルファンデーション 飯塚久子・片伯部道子●
【日程】
シアターVアカサカ 1997.6.21-6.29
【キャスト】
Sergei:大森博、Gerald:平沢智
The Cockroaches:福麻むつ美、斉藤レイ、坂田今日子
小松あきの、野口真佐代、小野妃香里、中田由記
協力:知久公子・粟國真弓・白石陽子・川辺由紀子・岩村薫・須崎美穂・田中真美子・中田睦美・山田美砂子・
山田美穂子・安居院平作・石田瑠美・魚谷雅樹・内村江美子・佐藤恵美・清水郁美・滝沢貴子・長尾純子・
長畑真沙美・永吉純子・法月志都子・山崎寛幸・青山英子・安達敬子・古徳沙衣子・釈種さやか・関根英美・
坪野智子・野村優美・松本奈緒・的井友香・池上愛・板倉史・笹森多香子・土井内英絵・原田真純・村山奈緒美
【演奏】
Keyboard:玉麻尚一、Bass:小高正史、Drum:三浦肇・佐藤重光
-ACT 1-
M0 ラ・クラカッチャ●
M1 ルームナンバー4C●
M2 僕の探しているモノは何?●
M3 ジェラードの自殺マニュアル●
M4 僕は迷(?)探偵●
M5 暗闇の向こう側●
M6 ルームナンバー4C(リプライズ)●
M7 MY ROOM●
M8 ハートブレイク・ホテル●
M9 1956●
M10 ひいひいばあちゃんの話●
M11 私は誰なのか?●
M12 バトル●
M13 忘れモノ 探しモノ●
-ACT 2-
M14 嫌われモノ●
M15 フェロモン●
M16 昨日 今日 明日●
M17 ヒ・ミ・ツ●
M18 ガーボロジー・ソング●
M19 どうすればいい●
M20 ゴスペル・ソング●
M21 フィナーレ●
ダンスというほどのダンスはなくて、お芝居に重点がおかれていました。そのお芝居がとっても
よかったのです。わたしはそれまで平沢さんは踊るからいいのか?その踊る姿が好きなんだろうか?と
自分でよくわからなかったのですが、踊らなくても、わたしは役者としての平沢さんが好きなんだと
悟った舞台でした。
ただ、ラスト近く、平沢さんと大森博さんの二人のお芝居に心うたれて入りこんで
いたところ、唐突な展開・ゴキブリの大合唱はちょっと…。いえ、
そのゴキブリの姉御役、福麻むつ美さんの歌は素晴らしかったのですけど…会場を埋め尽くすゴキブリ
のみなさんの大合唱も迫力だったのですけれど…お芝居の一部としてはちょっと長すぎました。客席も巻き
込んで盛り上がろうという意図はよくわかったのですけれど、せっかくお芝居があんなによかったのに、
こんなに無理やり盛り上げなくても充分感動的だったのに、と残念に思ったのでした。
千秋楽ではカーテンコールで沢山の紙テープが天井から舞台に落ちてきました。何回ものカーテンコールに
応えるキャストの皆さん。感動的でした。わたしも紙テープ投げたんだけど、うまく投げられなくて舞台は遠かった(笑)《1999.6.20》
下記は観劇当時(1997.6)に書いた感想です。
『忘れモノ・探しモノ』千秋楽を観ました。ひとこと感想を。
実は初日(6/21)を観てまして、2回目の観劇だったんですけど、驚くほどよ
くなってました。大森博さんと平沢智さんの二人の芝居がこなれたというか、
テンポがよくなってスピード感が増し、より自然になってました。
初見のときから、私はこの二人の芝居に惹かれて入りこんでいまして、でも初
日は歌が入ると「あれっ?」って感じがしたものですが、千秋楽には芝居とミ
ュージカルナンバーとの絡み方も自然になっていたような気がしました。歌も
よくなってたし。1本のミュージカルとして楽しかったな〜、いいもん観たな
〜と思えました。
ただ、初見のときにも思ったんですが、最後のゴキブリの大合唱はちょっと・・
・・お芝居に入り込んで感動していた分、なぜ
急にこんな大合唱が繰り広げられるのか理解に苦しんでしまい・・・・この場面単
独でとらえれば、素晴らしいパワフルな歌唱でとっても感動的だと思うんです
けど、「ええぇ?さっきまでの芝居はいったいどこに行ってしまったの〜」っ
て思ってしまったんですね。もう少し人数も押さえ目にして時間も半分くらい
なら、ラストを盛り上げる効果も高かったかなと思います。後半大人数になっ
てからが長い。ただ初見では「長い・・・」と感じた大合唱も、2回目の観劇な
らどうかな、ひょっとして感じ方変わるかなと思ってたんですけど、やっぱり
ちょっとな・・・と思ってしまいましたね。わかっていても長いと感じてしまい
ました。
全体にはとっても気に入った舞台でした。東京まで観に行った甲斐はあった
と思います。あらためて平沢さんには惚れなおしました。観
る度に魅力を増していきますね。TSオリジナルミュージカル第1弾の『
YESTERDAY IS...HERE』の再演が今年秋(地方公演?)と来年1月(東京芸術劇
場)にあるそうですけど、大阪に来る予定はないそうなので、来年、東京かな
ぁ・・。《1997.6.30》
再演(1999年11-12月)へ
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