前のページへ戻る
STAGE一覧へ戻る

Miss Saikon ミス再婚


東京公演初見のあと、ネタばれOK感想掲示板に書いたキャスト別の感想です。


高嶺希美(香寿たつき)

舞台の感想を書こうと思うのだけれども、いざ書こうと思うと、どこから書いていいのか迷っちゃって…(笑)
それぞれの役のキャラクターが際立っていて、6人それぞれ本当に魅力的なんですよ。なので今回はキャストのみなさんに関する感想からいこう。

高嶺希美(たかねのぞみ)、香寿たつきさん。この前観たのは「モーツァルト」だったかな。「モーツァルト」は堂々の男爵夫人、豪華なドレス姿、お美しかった!
で、、、今回の香寿さんはそれとはまーったく違ってまして(笑)、それがまたとってもいいんですよ(笑)なんというか捨て身というか、なんといいますか。あっファンの人怒ってない?(笑)それはともかく相変わらず、この人はほんとにうまいなって思う。歌にしろダンスにしろ芝居にしろ。うならせられますわ。
あのピンクの「勝負ドレス」の場面なんて、もう最高!!何回観ても大爆笑(ってそんなに何度も観てないですけど(^^;)
本当に実力のある人が捨て身でバカやるもんだから(すみません。ファンの人怒ってない?)こっちもおなか抱えてげらげら笑えちゃって。高嶺希美という人物が、漫画みたいでいて、でもなんだかそのへんにいそうな、じつに説得力のある人物なんだよねぇ。携帯の着メロが「赤いスイトピー」ってところも爆笑!いかにもらしくって。星空掲示板にも断片的に書いてますけど、平澤さんファンにとっては「ちょっと香寿さん、そこ代わって!」って場面があります。く〜うらやまし〜(笑)。
あ、香寿さんのファンから見ると、どうなんでしょか?

…と、書いていたら、香寿さんファンのまりさんがコメントをつけてくださって怒ってないとのこと(笑)
まりさん、ありがとうございました(^^)
もう〜ほんとに希美ったら、断るんだったら代わって〜っ!(笑)


君島彰・フォーチュンテリー(安崎求)

香寿さんと同じく、うまい!ってしみじみ思うのは安崎求さん。
浮気がばれての離婚、失業、借金地獄、ギャンブル依存症。不幸のてんこもり。人生思いっきり下り坂の君島彰。別名、フォーチュン・テリー。
あの「下り坂」の歌が、何度聞いても(ってそんなに何度も観てないって(^^;)面白くって。フォーチュンテリ−のあやし〜いところも、なんだかね〜、ほんと面白いんです。あの携帯の着メロも「赤いスイトピー」に匹敵していて笑える!
この人の場面、ラストの展開も先が読めるんですけど、それでもじーんときちゃったなあ。やっと来たビギナーズラック、ほんとうによかったねって。ほんとうによかった、これで人生やり直せるよねって思ってしまいました。


桐ヶ谷俊介(新納慎也)

新納慎也さんと成瀬こうきさんの演じる桐ヶ谷俊介と高嶺礼子の二人は希美のいきつけのレストラン「かくれ家」で働いています。ものの考え方や性格は水と油な二人。だけど仲が悪いわけじゃないのよね。

新納さんは、わたしにとってはTSの発表会で主役をやっていたイメージなんですけど、、、いったいいつのことだよ、それ(笑)当時、平澤さんはダンスの先生だったのよね。ひゃ〜。
その後、拝見したのはトートダンサーとクラブセブンです。
新納さん演じる俊介くん、いいんですよ〜。こだわりを感じるミッキーマウスのTシャツがよく似合っててとってもラブリー。俊介くんが「おかえりなさい」って迎えてくれるのなら、通うわ、そのレストラン!(笑)
長い手足でシャープに踊り、歌もいいわ〜。波にのってる感じがする。とくに「いつまでもあると思うな旬の時期」の歌&ダンスが好きだなあ。新納さん、今をときめく人気者だけど、それってわかるわ。と思います。

高嶺礼子(成瀬こうき)

希美の妹の礼子、成瀬さんは、宝塚歌劇団の退団公演(平澤さんが振付した「追憶のバルセロナ」)以来初めて観ましたが、今回の役に雰囲気ぴったり。歌もダンスも芝居もなんでもできるところがさすが宝塚出身で、男装で男性をひきつれて踊るところがあるんだけど、男性にまじって踊っていても見劣りするどころか、かっこいい〜。手足が長くってね〜。

平澤さん演じる後藤慶太が初めて店に来て、「俺、後藤だけど」って、椅子にばんって片足あげてかっこよくポーズ決めるところがあるんだけど、すかさずその後、礼子がその隣に駆け寄って、「私、礼子!」ってテーブルに(椅子じゃなくてテーブルね!)にばんって片足あげてポーズ。これでも笑えるんだけど、続けて、俊介が「俺、俊介!」ってそのまた隣でテーブルにばんって片足あげるのよね。これがおかしくって。礼子&俊介、足なが〜ッ(笑)

口と性格が悪いって俊介には言われるし、姉の希美に対してもきついことをビシバシ言うんだけど、希美にとってはこの妹がいることでずいぶん救われていると思う。そんな風に思わせてくれる、この人も説得力のあるキャラクターだと思います。


キム・カンミン(パク・トンハ)

パク・トンハさん。わたしが観た「ルドルフ皇太子」は浦井健二さんでした。だから今回初めて舞台拝見しました。
電機メーカーの二代目社長、キム・カンミン。自分の会社が乗っ取られようとしているというのに、役員たちには相手にされず、自分は誰にも必要とされてないんだと落ち込んでいるおぼっちゃん社長。
人はいいけど、いまいち頼りない。ちょっと情けないところが思わず母性本能くすぐられて守ってあげたくなるタイプ?
手堅い老舗メーカーの二代目社長という家柄や肩書きもさることながら、希美にはそういうところがアピールしたのかしら(笑)

たぶん今回の舞台だけだったらわからないと思うけど、平澤さんとちょっとキャラが似ている気が。昔だったらこの役は平澤さんの役だったかもってちらっと思いました。パク・トンハさんとしては今回の役は今までにないキャラクターなんだろうなあ。 しかし、平澤さんと違うところは(笑)歌が、う・ま・いっ。聞きほれちゃいますね。


後藤慶太(平澤智)

平澤さんはね…いまさらなんですけど…、もうむちゃむちゃかっこいいーっ!!思いっきり目がくらんだ発言しますけど、ここは「平澤智ファンサイト」ですのでご容赦ください。

後藤慶太、ゲットコーポレーション社長。「強盗慶太」の異名をとる切れ者。キムの会社を買収しようとするが、希美が関わったことによってうまくいかなくなる。その希美に興味を持って会いに来て、渋くかっこよく希美に迫る。
真紅の薔薇の花束持ってくるんだよ。きゃー!二枚目キャラ。でもちょっとお茶目なところもミックスされてて、チイさんの表現を借りるとほんとに「尋常でない」かっこよさですね(笑)
初めて店に来た後藤さんが出て行った後、希美がひとこと「かっこいいーっ」ってつぶやきますが、「同感!!」ですよ、ほんと。心の中で「同感!!」って叫んでいる人、たくさんいるんじゃありません?(笑)

女性をくどく平澤さんを観るのはひさしぶり!いつぶりかという話を平澤さんとしたんですけれども、わたしが「ア・ラ・カルトかな?」って言ったら、平澤さん「そうだねぇ…でもあれは三枚目だったからねぇ」…え、なになに?ということは、今回はご本人的にもバリバリの二枚目ということね!でも、かっこよく希美に迫るのだけれど、くどききれずにふられちゃうんですよね、後藤さん。
ちなみに「ア・ラ・カルト」のトクナガ君は、先輩のアンドウさんを好きで、告白しようとするのだけれど、鈍感なアンドウさんになかなかわかってもらえない。でも最後には思いが通じる…という役でしたね。三枚目というよりはまじめな青年でした。そのまじめな取り組みと、鈍感なアンドウさん、勘違いなお店の人たちとのやりとりが面白かったのです。詳しくはステージデータの2000年「ア・ラ・カルト」のページへどうぞ。
どっちかというと、今回のほうが、たしかに二枚目キャラではあるけど、三枚目なところが絶妙にミックスされているという感じだと思いました。
でもって次に思い出したのが「リトル・ミー」。大浦みずきさんとのデュエットダンスがあったジョージの場面。今回の希美とのデュエットダンスの場面は、あの場面を彷彿とさせますね。かっこよかったんだ、あのダンスも。。

後藤慶太以外でもTIMESとして登場し、いっぱい歌い踊りますが、これがね〜またかっこいいのです。「ギャンブル三昧」の場面の赤い「燕尾風ジャージ」の衣裳でのダンスもかっこいいっ!!


詳細レポート:一幕二幕

東京公演特別カーテンコール/千秋楽
広島公演
大阪公演


前のページへ戻る
STAGE一覧へ戻る